2012年はフォードにとって歴史に残る年となりました。長年を経て同社はついに新しい車「フィエスタ・エコネティック（Fiesta ECOnetic）」を生産ラインにのせることに成功したのです。この車は最も燃費の良い車であると評価され、トヨタのプリウス・ハイブリッドより優れた性能を備えています。プリウスの燃費が100km3.9リットルであるのに対し、エコネティックの燃費は100km3.6リットルです。一休みしてから、さらにこの「エコネティック」について学んでいきましょう。
「エコネティック」はハイブリッドカーへのニーズを打ち消すほどの革新的な燃費をもたらします。デュラトルクTDCiディーゼルエンジンで駆動するこの車は161lb-ftのトルクで86mpに達します。炭酸ガス放出も改善され、プリウスが1kmあたり89gであるのに比べて、エコネティックは87gです。
「エコネティック」の技術面でのハイライトは、ほかにもオート・スタート／ストップやエコモードが搭載されていること、最適化されたギア比率、低いサスペンション、特別なエンジンキャリブレーションなどがあります。低い転がり抵抗のタイヤを採用することにより可能となった、スムーズな乗り心地と容易なハンドリングなどが挙げられます。3ドアと5ドアの二つのタイプがあります。
エコネティックの技術開発にあたり、フォード社は顧客中心でありながら斬新な車を目指しました。燃費の良さと少ない炭素排出、そして所有者にとってのコストカットを目指したのです。こうして完成したこの車は優れた技術だけでなく、素晴らしいデザインと驚くべきドライビングダイナミクスを誇るものとなりました。
Via: Carbuzz
