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リサイクル・グループ:ゴミが有名な芸術作品のパロディとしてよみがえる

「リサイクル・グループ(Recycle Group)」という名前を聞いても、実際何をするのかわかる人はほとんどいないでしょう。想像力にとんだ人たちでさえ、前情報がなければこれがなにをやる人々なのかを想像することもできないはずです。リサイクル・グループとは、古いビニールネットや熱型、またゴミ箱を昔の有名や芸術作品のパロディを用いてデザインしているグループです。

Recycle Group: Recycled Renaissance

アイディアは大変シンプルですが、その出来映えや作品としての完成度は大変高いです。車輪がついたダンプスター(大型のごみ収集箱)を全面白色のサクロファガス(装飾が施された石棺様のもの)に変身させるには、多くの技術を要します。古代ギリシャ人たちは認めないでしょうし、たとえば「最後の晩餐」の登場人物を派手にして再現したシーンをゴミ箱に描けば、冒涜的だと思う人もいるかもしれません。しかしこのアイディアは、ユーモラスでありながら美しいアート作品をかたどることにより、人々のリサイクルへの意識を高めることにあります。

芸術作品のパロディは、新しいコンセプトではありません。しかし廃棄されたプラスチックを使って古いダンプスターやゴミ箱にこうした作品を再現することで、ゴミ投棄の問題に人々の意識を向けさせるのと同時に、廃棄原料の新たな使い道も生まれます。こんな独創的なデザインを考案したのは誰なのでしょう?それはAndrey BlohinとGeorgiy Kuznetsovで、この精力的な2人組とリサイクル・グループが作り出す新しい作品が楽しみです。

Via: Collabcubed

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