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ホンダの燃料電池自動車は一般家庭に6日分の電力を供給可能

電気自動車が家庭の電気需要を満たすことができるという概念はにわかには信じがたい人も多いでしょう。しかし 自動車メーカーの中にはこの実現に向け動き出したところもあり、電力供給が実際に可能な 製品の製作に成功したところもあります。一番新しいところではホンダが挙げられ、最新燃料電池の開発により自動車から一般住宅の6日分の必要電力を供給することが可能になったと発表しました。

この自動車とは大掛かりな改造を加えられたFCXクラリティーという燃料電池カーで、現在は日本国内でのみリースされています。改造の中核は屋根部分に取り付けられた変圧器で、直流を交流に変換して家庭内の大きな機器も電池ではなく壁のプラグを通して使用ができるようになっています。発電機のメカニズムとしては車の燃料タンクに水素を使用し、7時間にわたって継続して9キロワットの電力を供給することができます。

車が家に非常用電気を供給するというシステムの初期段階の技術は、三菱i-MiEVのような完全電気自動車を使用することが普通でした。しかしこのような形では供給電気量に限りが出てしまい、1日か2日が限界でした。しかしこのFCXクラリティーに搭載した燃料電池システムでは自動発電メカニズムによってより多くの電力が発電可能となり長時間の電力供給が実現したのです。

今回のこの開発の実用性に関してみてみると、初期型モデルがすでに埼玉県庁管轄下において使用されています。将来的にはホンダは2015年までの一般商品化を目指しています。

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