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この100年で海洋温度が顕著に上昇

1870年代に行われた観測と比較すると新しい調査では地球の海は0.33℃上昇しているといいます。それを証明するように海洋の温度が以前考えられていたよりかなり高くなっていると報告されました。海洋物理学スクリプス研究所の海洋学者ディーン・ローミック氏は調査を実施し、温度の上昇は海洋の深さ700mまで達していると述べています。

New Comparison of Ocean Temperatures Reveals Rise over the Last Century

海の表面が最も影響を受けていて0.59℃上昇していました。水深900mでは0.22℃です。HMSチャレンジャーが水温の上昇を確認するために1872-76年の間海洋調査を行って以来、この様な包括的比較を行ったのは初めてです。近代的な海洋探査ロボットを使い、世界アルゴ計画は温度変化を容易に測定する事が出来ました。

水温上昇の傾向は科学者達に指摘されていましたが、1960年代以来海洋に閉じ込められていた熱の約90%が気候体系に組み入れられたと、早くから報告してました。しかしローミック氏の調査は1870年を遥かに遡り、水温上昇は50年前ではなく少なくとも1世紀は経過するとしています。

HMSチャレンジャーのデータは世界中から僅か300の水温調査を集めただけで、現代の温度指数と世界の温度変化の基準値に設定されました。現在はアルゴフロートは約3500の温度状況を10日ごとに集めています。

ローミック氏の研究では地球は少なくとも100年前から温度が上昇していて、その事は他の研究者に地球の気候システムについて、より理解を深めさせました。そしてアルゴのデータをもとに将来的観測が以前より正確に行う事が出来るでしょう。このようにアルゴプロジェクトは毎年、地球の海の温度や塩分の状態について100,000以上もの情報を集めています。2000年に着手されて以来、その報告に基づいて約1000の研究論文が公表されています。

Via: カリフォルニア大学サンディエゴ校

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