愛することが出来ますか?答えは殆どの場合肯定的だろうと思われるのでこのテーマをこれ以上は引き伸ばすのは止めましょう。しかし缶を愛することは出来ますか?馬鹿げた愚かな質問に聞こえるでしょう。ヒラリー・コー氏は違います。彼女の工夫や創造力で、落書き好きやそこら中で見かけるスプレイペイントの廃棄缶やノズルを使って注目を引く彫刻を作っています。
これは洞察力や、ここにあるような花の彫刻にも見える作品への創造力を上回るものが必要です。技術とビジョンを現実にする為の忍耐力が要求されます。そしてヒラリー・コウ氏はその両方を豊富に持っているようです。真の輝きは、使用済みのものに新しい道を探してやり、廃棄缶のようなものを彫刻やアート作品にして世界中のリビングルームに新しい居場所を与える事は本当に素晴らしい事です。多くの人は蹴り飛ばして道路に転がすか、少し責任感があればがゴミ箱に入れるでしょう。
彼女の作品には『砂漠の蘭』や『オリジナルの蘭』等がありますが全て缶ノズルで作られ、壁さえもキャンバスにして廃棄スプレー缶の残留塗料の圧力を表現しています。サンゴ礁に咲いている花のようにも見える美しい『スプレーブーケ』も勿論彼女の作品です。「缶のサンゴ礁」と呼びたいところですが自分の作品ではないので命名権はありません。これらの素晴らしい作品全てが再利用、再使用、機知に富んだ能力を示しています。
Via: クラフトジン