家の屋根を持続可能なものにするには、たくさんの方法があります。雨水貯水システムは、普通の屋根を持続可能なものにするものとして最も評価されている方法の一つです。シリンジを使った雨水の再利用は、低コストで雨水を回収し、真水にすることができ、海岸地方に住む人々が強く求めていることです。新しく井戸や池を掘ったりせずに、今ある家をそのまま使いながらこの方法を取り入れることができる、ぜひ試していただきたい方法です。ここで、雨水再利用の方法をご説明しましょう。
1.プロジェクトを始める前に必要なものを集めましょう
雨水再利用のために必要なものは、ポリ塩化ビニル（PVC）のシリンジ・パイプ、容量500リットル以上のタンク、貯蔵容器、モーター、サクションパイプ（吸入パイプ）、フットバルブです。
ユニットは、容量が500リットル以上で、一日の排水容量400リットルのタンクで構成されます。３本のPVCでできた直径２インチの専用シリンジ・パイプを使い、地面から25フィート（約7.6メートル）の所に設けた貯蔵容器にむかって上から水を注入します。1.5馬力（約1.1kW）単層、230ボルトのモーターで溜まった水をくみ上げます。排水網につながっている３本のサクションパイプ（直径１インチ）にそれぞれフットバルブを取り付けます。フットバルブはモーターの起動を促進するのと同時に、排水前に水に含まれた砂や混入物質を濾過して取り除きます。
3. ピットを作ります
降水量が最も多い月を考慮して雨水再利用ユニットの製作を始めます。幅6フィート（約1.8m）深さ8フィート（約2.4m）のピットを作ります。夏の雨が降り始める前にピットを完成させ、空のピットは川砂で埋めておきます。
4.ピットの地上部分を覆い、パイプを差し込みます
高さ3フィート（約90cm）、 奥行き2フィート（約60cm）の縁壁でピットを覆います。この地上部分はタンクとして使います。次に長さ16インチ（約40cm）のパイプを６本タンクの下の砂や土まで差し込みます。
5.水を流します
屋根の雨水はPVCパイプを使って圧力タンクに貯められます。そして圧力をかけ、パイプを通して地下の貯蔵タンクに流します。これらのパイプが水を注入するためのシリンジ・パイプとして機能します。雨水シリンジゾーンは、干潮時の海抜より低い地点に真水面を作り出すために作られます。他の雨水利用システムと違い、この方法では裸井戸を掘る必要がありません。縦に空間をあけずにシリンジパイプを並べるこのやり方は、広い面積が必要な、横に並べる場合と比べて、必要な面積はごくわずかです。
6.水を送り出します
必要なときにはいつでも水を出すことができます。深さ8フィート（約2.4m）から始まり、地下水を深さ230フィート（約70m）まで貯めることができます。このユニットの平均的な設備はRs 20,000以下です。この水はその後モーターやハンドポンプを使って送り出されます。そこから出てくる水は驚くほど透明で、飲むのにも適しています。この水は自然の水で、必要なときに濾過されて出てくるのです。 不要な面倒を防ぐため、ピットは夏の間に作りましょう。また、必要な分だけ水を使いましょう。貴重な水を賢く使わなければならないということを忘れてはいけません。水を流す前に、それぞれのパイプが適切に取り付けられていることを確認しましょう。
7.雨水をシャワーに使うこともできます
雨水を直接シャワーに使うことも可能です。その場合には、雨水のメイン注入パイプをバスルームのシャワーシステムにつなぎます。雨にうたれるのは、誰もが好きなことです。雨のシャワーを浴びれば、家の中で雨にぬれるという自然な体験をすることができます。本物の雨にうたれるように、このシャワーを浴びれば贅沢なシャワータイムを過ごすことができます。昔とは違い、現在ではこのシャワーシステムを手に入れることができるのです。お手持ちのシャワーヘッドの種類により、この上もなくリラックスできる時間になることは請け合いです。