屋根ふきタールは、屋根の防水に幅広く効率的に使われています。濃く、粘性の高い液体で、独特のにおいがあります。タールは雨水、氷など、外的な腐食の要因からの物理的な保護膜となります。タールの購入量をぴったり割り出すために、屋根を正確に測ってください。専門知識はさほど必要ではありませんが、なかなかの骨折りが必要な仕事です。以下のステップでは、モルトンタールを屋根にどのように塗り、防水や漏水を防ぐのかを説明します。
難易度: 普通 (領域によっては専門知識が必要)
所要時間: このプロジェクトに必要な時間は、タールを塗らなければならない範囲によります。一般には1000平方フィート(92平方メートル)に塗るのに1時間かかります。
必要なリソース
- 巻尺
- 屋根ふき用タール
- モルテンタールをならすコテあるいは類似した平たい工具
- ペンキ塗りローラー
- はしご(屋根の端まで届くもの)
費用見積もり:関連する費用も、タールを塗る範囲によります。ただ、 2000平方フィート(185平方メートル)を塗れる1樽分がおよそ6ドルです。
手順
- まず、寸法を測ります。これで買わなければ成らないタールの量が割り出せます。一般に100平方フィートの範囲を塗るのに5-6樽のタールが必要です。必要な量よりも多めに買うようにしてください。
- 屋根にタールを塗り終える正確な時間を知ることが重要です。雨や氷など、大量の水気が決して来ないとわかっているときを選んでください。
- 屋根ふき用タールを塗る気温の範囲にも理想の値があります。40-45º F(4-7℃)ぐらいが最適な気温ですが、最高でも65-70º F(18-21℃)でなくてはなりません。これ以上になると、タールがたれてきます。
- 全ての道具がそろったら、屋根の隅に梯子を固定します。屋根にたどりついたら、登ったのと反対側の隅まで手を伸ばします。タールの缶、こて、ペンキ塗りローラーを運び、こてで表面をならしながら、均一に塗っていきます。数分おいて、なじむのを待ちます。
- 次に、ペンキ塗りローラーを使って、屋根の表面のタールの層を滑らかにします。
- 後ろ向きに進みながら先の方まで塗っていきます。この方法なら、塗ったばかりの箇所を台無しにすることなく、のがれる足場が残されます。
- 大がかりな修復をしたい場合、タールが屋根のへこみやひびに4-6インチ(10-15㎝)の厚さで重ね塗りしてください。
- 弱く、老朽化しやすい屋根の角や端のコンクリートは、水漏れや漏出の原因となりやすいので、特に注意して塗ってください。
手早くするコツ
- ホームセンターで、適切なタールを買う前に、質問をたくさんしてください。
- 屋根の防護には、モルテンタールでなく、タール紙を使うこともできます。この方が時間も手間もかかりません。
- この仕事をするときは、古い洋服を必ず着るようにしてください。屋根ふきタールは、ほんの少し触っただけでも、シミになります。
- コテがなければ、竹ぼうきや、スポンジの床モップを使ってタールを伸ばすこともできます。
- 屋根の表面は掃除して、埃や湿気がない状態にしてから、作業にとりかかってください。
- 屋根の雨どいを掃除してください。雨どいや排水管が詰まっている上でタールをのばすと、口をふさいで、詰まりが取れなくなることがあります。
考えられるリスク
- タールは粘性が高く、独特の臭気があります。ふさがっていない傷や生傷に触れないように注意してください。炎症や感染症の原因となります。
- 屋根で作業をするときは常に気をつけてください。屋根から転落しないよう、周りを良く見て、足元にも注意してください。
環境面
最近、エコフレンドリーなタールも市場に出回ってきました。少々高価ですが、使うと、カーボンフットプリントを最小限にすることができるはずです。使う前に温めなくてはならないものもあります。ただ温めると、周囲を汚染する黒煙を生成してしまいます。この問題を防ぐには、プレモルテン加工のタールを買うのがお勧めです。
結論
初心者でも気軽に行えるプロジェクトですが、手間と忍耐を要する仕事ではあります。ただし、成功した時は天井の雨漏りの心配からは解放されます。