日本自動車大学校でデザインを学ぶ学生たちが自動車ショーや他の展示会で過去作品を展示するというのはもはや伝統といえるでしょう。そして、今年もアルミニウム製フレームの環境に優しい未来の車のプロトタイプを展示して、注目を浴びています。この車はThink3が主催しているPDPアワード・アンドレア・ピニンファリーナ・デザインコンペで優勝しました。そして東京モーターショーでも展示を行う予定です。
NATSチームは、このコンパクトな2人乗り電動スポーツカーのプロトタイプを開発するために、来る日も来る日も疲れを惜しまずに励みました。このような車のプロトタイプをゼロから開発することは、とても長い時間とお金がかかります。そのため少しでも節約するために、学生チームは本田インサイトを参考にした車を組み立てました。
この車のデザインにはCADソフトウェアが用いられており、徹底的なパワー分析を行ないながらアルミニウム製フレームを作り上げました。鋼鉄を使用するのが一般的ですが、自動車をもっと環境に優しいものにするために、そして学生たちがこのような開発プロジェクトにもっと果敢にチャレンジしていくために、アルミニウムを使用することになりました。
この車の最高速度と走行距離はまだ未知数ですが、車の性能を詳しく確認するために試運転がもうすぐ行なわれる予定です。それまで、このブルーの美しいデザインを思う存分楽しみながら、この先に重ねられて行くさまざまな改善についていろいろと想像してみましょう。
参考サイト:Diginfo