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水と太陽光利用で水素生成に成功/ハイパーソーラー社

ハイパーソーラー社の発表によると、水と太陽光を利用した再生可能な水素生成という、同社の躍進的コンセプトの実証に成功しました。同発表はブラックライトパワー社がほぼ同時に達成させた、革新的水素生成の発表直後でしたが、両社が採用したプロセスは異なるものでした。

HyperSolar

ハイパーソーラー社のテクノロジーが自社製低価格ポリマーに小型ソーラー端末を統合し、自蔵式タイプの粒子を誕生させます。同社のCEOであるティム・ヤング氏によると、水に浮くソーラー端末というアプローチは、これまで他社が探求してきた水素生成法では見られないということです。次のステップとしてナノ粒子基盤のソーラー端末を開発し、水素生成のコストを下げたい、と同氏は語っています。

同社ホームページ上に公開された動画では、廃水で満たされたバッグ内に浮く、自蔵型粒子の姿と生成された水素の泡が見られます。同社は低価格での次期大量生産を視野に入れ、プロトタイプ向けナノ粒子造りに着手するでしょう。ナノ粒子はより大きなバッグの中でより多くの再生水素を生み出すことができるのです。

ハイパーソーラー社の躍進で特筆すべきは、いかなる水、太陽光でも水素を生成できることです。元素はクリーンガスと認識されていますが、既存の水素生成法では石炭、天然ガス、そして油などの炭化水素が必要になります。もちろん再利用もできませんし、何よりエネルギー資源に対する負荷が大きく、減少するばかりです。

ハイパーソーラー社の成功によって、水素の大量生成が可能となり、電気自動車や発電、その他設備運営での使用などが可能になります。低価格ポリマーの使用は水素生成に伴うコスト削減に大きく貢献しており、現時点では相当な差異を生んでいます。これをグローバル単位で考えると相当な影響が必至となり、果てしないエネルギー資源開発・探求に大きな足がかりとなったことは言うまでもありません。

Via: HyperSolar [Press Release]

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