世界の太陽光利用のチャレンジとしてー省エネ効果とハイテク機能を兼ね備えた乗り物と、それら省エネ運転の研究を押し進める人々が最大限の努力をして参加、レースに勝利することを目標とした、待ちに待った1800マイルレースがあります。スイスにあるデフト工科大学チームは、そのレースで優勝を狙うため、新たに新しい太陽光利用の乗り物を発表しました。
最新バージョンのその乗り物は、Nuna6といい、前モデルのNuna5からの改変バージョンで、より良いテクノロジーとデザインが採用されています。145キロ、もしくは320ポンドのNuna6は、全バージョンより33ポンド程の軽量化に成功、そして15インチ程車体が短なっており、空気抵抗が10パーセント程少なくなっています。もっとも重要な変更は、シリコン電池を使ったガリウム砒素トリプル接合をしていることです。この燃料ソースの変更が採られたのは、この乗り物の燃料ソースとしてシリコン電池を使うか、もしくは太陽光テクノロジーの他の燃料ソースのどちらかを使うことが必須だったためです。
2年ごとに、オーストラリアで世界のソーラーチャレンジが開催されますが、参加者達は、音を立ててこの国の心臓部を駆け巡り、また世界最高のエコフレンドリー技術と省エネの良いショーケースともなるのがこの大会です。今年、このレースは、10月の16日から、23日の間に開催されます。ヌオンソーラーチームでは、空気抵抗を減らすように乗り物を三輪車にすることを考案しました。最新バージョンは、前バージョンのNuna5よりも10パーセントほどの空気抵抗を減らしています。
2001年からの4連勝の後、2009年には東海大学にやぶれましたが、チームNunaが大きな意気込みと望みをかけてこのレースに今年一杯挑むのです、より省エネで高性能のNuna6を引っさげて。
Via: Gizmag