環境にやさしいデザインは、建築において、今までにない領域に入ってきました。建物や、中にすむ人間が、大きな値のカーボンフットプリントをあちこちに残している中、建物のデザインを考え直すのは、建築家達にかかっています。 それを踏まえて、MDWアーキテクチャは、ブリュッセルの近くの、かつて石鹸の工場だった場所に建てられる、公営住宅のプロジェクトを完成させました。 このプロジェクトは持続可能で、断熱材、太陽光エネルギーや出来る限り多くの自然の素材を使ったものです。
この住宅プロジェクトは、ベッドルームが1つから6つあるアパートメント、スタジオ、ロフト、デュープレックス、メゾネットを含む、42の住宅を建てるものです。コミュニティーの多様性を考慮した、異なるスペースを組み込んだ、インテリジェントなデザインになっています。住宅はあくまでもそのプロジェクトの設備の1つに過ぎず、他の設備もあります。子ども達のための外の庭やプレイグラウンドはレクリエーションエリアを提供し、会議や他のイベント、公共のゲームライブラリー（インドアレクリエーションエリア）は、そこの住人達にとっては交流の場となります。
建ったまま残されていた古い建物の一部は、このプロジェクトの新しい構造のために使用されました。例えば、煙突は、換気のシステムを作るのに使われました。エコという観点を持ち続けながら、MDWは音響的に機能し、断熱も効果的な柱廊を作りました。これ以外に、この柱廊はこの建物の 外観に面白さを加えています。外の騒音や熱から住人を守りつつ、外を見えるようにしているガラスの締め切りもあります。
ロフトの建物は断熱がしっかりしているので、毎年1平方メートルあたり15kW以下の電力で暖めることができます。お湯の問題について述べるなら、60平方メートルのスペースに、太陽光パネルが設置されています。さらに、トイレや庭のために雨水が集められています。MDWは、このプロジェクトの建設に、出来る限り多くの自然の素材を使ったと述べています。 T
