ecofriend.com

耐力壁の見分け方

耐力壁の見分け方

耐力壁を特定するためには、鋭い観察スキルが必要かもしれません。家の改装を考える時には、壁が構造負荷を支える壁を特定する必要があります。それらの壁を、一時的な支持物を使用せずに取り替えや取外しを行った場合には、悲惨な状況がおこる可能性があります。

耐力壁特定の手順

まず家の地下を見て、地下まで伸びている桁、柱、梁を見つけます。構造の上に見られるどんな壁でも耐力壁である可能性があり、床と梁方向に垂直に伸びている壁も、耐力壁です。家に地下室がある場合には、コンクリートの受け台から調べてみましょう。

家の改築やリフォームを始める前に、まず耐力壁を特定できる建物調査会社や専門家に見てもらいましょう。

オンラインでもオフラインでも、あなたに適切なアドバイスをしてくれる、多くの構造物エンジニアを見つけることができるでしょう。エンジニアが実際にあなたの家を調べる前に、壁の漆喰やドライウォールを取り除く等、ある程度の下準備をしておくのも良いかもしれません。

内装を注意深く調べることで、家の下の耐力壁を探すことができます。基礎壁の上にある壁が、通常屋根の荷重を支えており、それが耐力壁と特定することができます。

基礎の上の外壁も、耐力壁であると考えられます。家の1階または2階の中央にある壁も調べましょう。これらの壁は、中央の基礎梁上に平行に走っていますので、これらもまた耐力壁であると特定できます。

また元々の建物の設計図を確認し、どれが耐力壁なのかをはっきりさせておくことも重要です。新しい家を買う時には、どれが耐力壁なのかを業者に確認しておきましょう。

地下には基礎や桁、コンクリートのフッターがあります。地下のすぐ上の階の壁や梁を調べれば、それが負荷を支えている梁や壁であることが簡単に分かります。

屋根の垂木と垂直に走っている内壁も調べます。通常これらの壁は負荷を支えています。建物の外壁は屋根をしっかりと支える者なので、通常これらも耐力壁と考えられます。ですので家の改装や改築の際には、これらの壁に臨時の支えを施す必要があります。

また、壁の下と上の部分も調べましょう。下に壁やサポート梁がある場合には、それらも耐力壁である可能性があります。

壁を取り外す必要がある家の改修や改築、リフォームをお考えなら、どれが耐力壁であるのかを調べ、知ることが必要です。

そのために一番良い方法は構造エンジニアに電話をして調査を依頼することです。自身で壁を外したり、替えたりすると、悲惨な状況が起こってしまいます。

また、全体の壁構造を把握することでも、簡単に耐力壁を見分けることができます。通常、耐力壁はブロックやレンガで作られています。石膏ボード、しっくいやラスなどでできた隔壁や間柱壁が耐力壁であることはほとんどありませんが、実際には何も支えていなくても、支柱に安定性を加えるための間柱壁もありますので、注意が必要です。

耐力壁を見きわめる必要性

耐力壁が建築物の構造を完全性を生み出していることは間違いありません。上部階や屋根の重みを建物の基礎に分配し、支えています。

ですから耐力壁が損傷を受けると、家の床の沈下や亀裂が生じ、壁の構造全体の崩壊につながることすらあるのです。

耐力壁は通常家全体をしっかりと支えています。若干の変化でもこれらの耐力壁構造がダメージを受け、深刻な問題を引き起こす場合があります。ですからどんなものであれ、家の改修や改築、リフォームを行う前に耐力壁を特定することがとても大切です。

Today's Top Articles:

Scroll to Top