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日立、ネオジムを使用しない高性能工業用モータを開発

世界中の企業は、中国が強要する希土類鉱物の輸出制限に苦心しています。中国は世界市場において90パーセントのレアアースを供給しており、現在、輸出の制限をして価格をつり上げています。そのためメーカーの賢明な対応策として、できる限り代用できるものを使おうとしています。ほとんどの高性能工業用モータはネオジム磁石を使用しますが、これはレアアース成分を含んでいるので、日立はネオジムに依存しない新しいモータを開発しています。

Hitachi  High-efficiency Motor

日立は、2014年までにネオジムを使用するものと同等の効率的な工業用モータを発売することを予定しています。知らない人々のために、モータは固定子と呼ばれる静止した芯と、軸車と呼ばれる回転する部分で構成しています。現在の磁石を使用する代わりに、日立はアモルファス金属を鉄芯に使用しています。これは、モータの軸車部品用のフェライト磁石と結合します。この組合せはネオジム磁石を軸車に使用して、効率的なエネルギーをモータに与えます。

固定子の芯に使用するアモルファス金属の処理方法を変更することによって、そして一般的にモータの設計を変更することによって、日立と日立工業設備システムは、電力を浪費せず、また希土類金属を必要としない、より安価にモータを生産することができる完璧な組合せを開発しました。新しく開発した高性能モータの効率はIE4で、これはネオジムを使用していたモータと同程度の効率です。

Via: Nikkeibp

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