IBMは、パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社やアメリカの本田技研工業社などの大手企業と共同で、EVが送電網との通信を実現するパイロットプロジェクトを展開しています。プロジェクトは、送電網とEV車のバッテリーの充電に基づいたコマンドを受信と応答する機能をテストするものです。要求パターンの認識機能において、エネルギー供給をピーク時中の要求にも的確に対処し、そのプロセスにおいてプログラムを作成することができるようになれば、エコカーとして人々から認めてもらえる自動車になります。
EV車は2017年までに、世界中で290万台に成長するであろうと予測されています。これは化石燃料資源にとっては良いニュースなのですが、現在の問題点は送電網です。企業のプロジェクトは、充電プロセスにおいて他の代替策によって消費者やインフラストラクチャーに懸念を晴らすことができる機能があります。
IBMのクラウドに基づいたソフトウェア・プラットフォームを使用した内蔵型自動車通信システムによって、プロジェクトは、ホンダの電気自動車Fitのカスタマイズした充電計画を開発するために、自動車データと送電網を融合します。カスタマイズされた計画は、送電網管理を改善するために使用情報を送受信するダイレクトチャネルを作成する予定です。
ホンダのEV車Fitが充電ポストに差し込まれれば、自動車のテレマティックス・システムによって充電要求を出し、送電網データとバッテリーの状態などの情報がPG&Eから受信されてIBMのソフトウェア・プラットフォームへ送られます。データは最適化されたチャージ・スケジュールを作るために統合され、数秒で自動車に送信されます。
IBMのプラットフォームは、さらに以前のEV充電データを集めて、充電ロードの位置予想に利用することができるプロフィールを作成します。プログラムは、何台の自動車が近隣で充電を要求しているか、そして何時間で各車両がフルチャージできるかを決定することができます。
Via: Sacbee
