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道路の穴を手早く補修するシリーパティのような物質

車の旅をしたり、バイクを飛ばしたりする人々にとって、道路にできた穴やくぼみは迷惑以外の何ものでもありません。世界のある地域においては、雨期にはさらに穴だらけの道路になることもあります。クリーヴランド州のケース・ウェスタン・リザーブ大学の学生が、安いコストで非常に早くこれらの穴を埋める方法を開発しました。非ニュートン液体を、強度があり頑丈なプラスチックの袋に入れたものを使ってこうした穴を埋めるのです。

Silly Putty for Potholes

非ニュートン液体は、外から力がかかった時の反応が通常の液体の場合と違います。その良い例が、シリーパティという自在に変形伸縮する、現在世界中で愛好されているゴムのようなおもちゃです。非ニュートン液体は外部からの力がかかると、状態が変わり液体ではなくなります。粘性が高まり加えられた力によって流れ出すものや、堅くなり固形化するものなどがあります。学生たちは、力がかかった時に石のように固まる液体を粉末にしたものを道路の穴に使うことを計画しました。

そして、その原料が詰められた袋で穴を塞いでいきます。その上を車が通ると、外部からの力がかかって袋の中の物質が固体化するのです。これにより道路の穴を簡単に補修することが可能になり、また永久的な補修のまえの一時補修としても使うことができるようになります。このバッグを開発した学生たちは特許申請をすることになっており、間もなく大量生産モデルが発売されることになるでしょう。このバッグの中に使われている原料は完全に生分解可能な物質で、いつでも取り替えが可能です。しかしながら、これらのバッグを持ち逃げから守るにはどうしたら良いのか、という心配は消えないのですが。

Via: Sciencemag

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