携帯電話や小型機器の充電に水を利用することを考えたことはあるでしょうか。蛇口から流れる水や容器に入った水が電池切れの機器を救うために、待ち望んでいた救助の手を差し伸べてくれるなどということは多くの人にとっての遥かな夢でしかないように思えます。しかし、度重なる事例や構想はそのような可能性は十分にあると示唆しています。では、水によって作動する10種類の機器を見てください。
Mini Hydro Turbine –携帯電話に水が充電
Jin Woohan氏による独創的な作品、Mini Hydro Turbineは水圧によって発電する小型水力タービンです。この電量は携帯電話やその他の携帯電気機器を充電するのに十分です。この電気を使用するにはタービンと機器を直接つなぐか電池に充電します。
Eco-Electric–家庭内の水消費量を監視
自身の水消費量をこまめにチェックすることは 節水という難題に対する積極策です。Eco-Electricは1時間ごとの家庭内の水消費量を監視するスタイリッシュな人間工学機器です。計器を読むことによって消費者は自分自身を管理することができます。また、この機器は使用電力を自ら発電することができます。
Bedol–水力発電式の不思議なデジタル時計
美しさの真髄は簡潔さにあります。テクノロジーと優美さの融合が、地球に優しいBedol Water-Powered Clockをユニークなものにしています。この円形のデジタル時計は電池ではなく水によって動きます。部屋のどこにでも馴染みますしテーブル上では注目の的になるかもしれません。あらゆる壁に合うように鮮やかな色が各色揃っています。Bedol International Groupはその革新的な観察力によって単調なものを少しひねってトレンディーに作り変えようとしています。
水とおしっこ充電池
Aqua Powerは電池を充電するために他とは違った方法をとります。電池が切れてしまい充電器が手元にない場合でも、単三か単四以下の電池ならば水と尿の斬新な混合液が 500ミリアンプアワーまで十分に充電できます。この混合液はマグネシウムとアルミニウム間の化学反応を引き起こし必要な電力を発電します。NoPoPoと名付けられたこの電池は今の所日本でのみ購入が可能です。
POWA –洗車と車両用電源
水によって洗車と充電の両方をこなせたとしたらどうでしょうか。Gregoire VandenbusscheがデザインしたタービンPOWAは洗車に使用するホースに接続します。タービンの羽根がが回転して発電し、バッテリーに充電します。経費を切り詰めることもこれなら簡単です。
計算機の地球に優しい形
Water-run計算機は注目に値する技術革新です。水から遠ざけなければならなかった電気機器がエネルギー源として水を使うようになったのです。インバータと同様に水は電池内に3ヶ月間貯めておけます。この水充電式計算機はリチウム電池やその他の有害化学物質による環境汚染を削減するため、間違いなく環境保全への次なる一歩となるでしょう。
NoPoPo–水が灯す小型ランプと懐中電灯
懐中電灯だけではなくランプにもなるNoPoPo Mini Lantern and Flashlight Setは、カバーを上げ下げするだけでモードを切り替え懐中電灯としてだけではなくランプとしても使用できる1台2役の機器です。環境に優しいこの機器は水によって作動するためいつでもどこでも充電できます。付属のスポイトを使って水を電池に注入してから小型ランプに取り付け電源を入れます。9.65センチ×2.75センチ（3.75インチ×1.08インチ）大のこの電池はAqua-Power Japanの特許商品であり、10年間の充電に耐えられます。ビール、シェーク、コーラそして尿も水の代わりとして利用できます。
TubeBot –水道管の水漏れを監視するロボット
水の力によって作動する革新的なロボットTubeBotはKaunsthochschule Berlinが発明しました。このロボットは地下の水道管の欠陥や亀裂を見つけ出します。配管系の全長を走査してそのデータを遠隔地に送信します。水道管の亀裂部位を識別するため比較的小範囲の地面を掘るだけで修復できます。そのため時間や労力そして人や交通の不自由を軽減できます。このロボットを動かすには1個の単三電池でさえも必要ではありません。水圧を利用して発電し動き続けることができます。一方で、このロボットは給水所発の水道管の不備は発見できますがそこから先の細い水道管には対応できません。
HydroPak – 水が作動する発電機
Millennium CellとHorizon Fuel Cellが開発した新製品HydroPak発電機はその無公害性と能率性において従来の重い発電機にまさっています。この水作動式の携帯型電力製品は20ドルの使い捨てカートリッジによって一般的なノート型パソコンに最低でも8回から10回充電できます。また、低電力機器ならば電源コンセントまたは二重のUSBジャックを通して14時間以上連続して作動します。価格400ドルのHydroPak Miniは携帯電話やゲーム機を作動するためのHydroPakの小型試作品です。
Samsung–水力発電式携帯電話
水力発電式携帯電話は当初Samsungが開発した製品によって形になった独創的なアイデアでした。携帯電話を作動するマイクロ燃料電池と水素発生装置は水を使って10時間で充電できます。平均して1日4時間使用した場合、携帯電話を作動する水素カートリッジは、当初4日毎に交換する必要がありました。
