私がはじめてイスラエル人アーティスト、シャイ・アーロンのミニチュアフードの模型を見たときに、この人は食べ物が好きでやっているのかそれとも単に創造性を駆り立てることにチャレンジしているだけなのか思わず考えさせられました。しかし本当の理由は何であれ、彼の作品は見るものの心をとらえて離さず、その出来栄えは賞賛に値するものです。このミニチュア作品は粘土から作られており、そのサイズは指先に乗っかる程度の驚くべき小さいサイズです。
バナナ・ピザ・サラダにロブスター、七面鳥にケーキやドーナツまでシャイ氏は食べ物という食べ物を題材にして、「よだれモノ」の見事な作品を作り出してきました。残念ながら見た目には素晴らしい出来栄えでも実際に食べてみることは当然ながらできません。ちなみにサイズは指先に乗るのがやっとの１：１２です。
彼の作品シリーズの食べ物と食器はずらりとテーブルに並べてセットで飾ることも出来たりして、私が小さいころによくやったオママゴトのなかで食事の準備が一番ワクワクする場面だったな、などという事も思い出されます。しかし、ただ並べて見るだけではなくその細かな造りを生かしてジュエリーとして利用されているものもあります。
ここまであまりにもその出来栄えばかり紹介して、どこがエコフレンドリーなのかはすっかり触れずじまいでした。もっとも、当たり前の事なのですが・・・ミニチュアフードは粘土から手作りで作られ、粘土自体は自然で無害の材料ですから環境には悪影響を及ぼさないというわけです。彼女や奥さんにこのミニチュアフードジュエリーをプレゼントしたり、子供のおみやげにミニチュアフードを買って帰ってあげるのも面白いでしょう、必ず喜ばれること請け合いです。