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NASAは海中で淡水藻を容器に入れバイオ燃料を作る事を提案

海中に柔軟性のある大きなプラスチックチューブに淡水藻を入れるという考えは一見奇異に聞こえるかもしれませんが、なるほどオメガ・プロジェクトは多少突飛かもしれません。このユニークなNASA(米航空宇宙局)によるシステムは、作物や農地に何も負担をかける事なくバイオ燃料の生産を可能にします。その作業は海や海洋生物の生態系が死に絶えた区域で行われ、汚水を処理して太陽を燃料にして綺麗な水と酸素を作ります。システムは現実的に環境への脅威と考えられる全ての物を地球の資産に替えるます。そして従来のバイオ燃料資源に任せる事なく需要に対応します。

NASA Omega

淡水藻は適切な状況の下で汚水をバイオ燃料に変える力があります。オメガプロジェクト(養藻の外海薄膜格納容器)NASAはこの力を人類に役立てようとしています。淡水藻は光バイオリアクターと呼ばれる巨大なプラスチック構造物に囲われ、システムから海に淡水を通過させ塩水は内部に入れない「前浸透膜」と呼ばれるユニークな層が付いています。

藻は独自のバイオ燃料を作るために内側の栄養素を活用しながら、光バイオリアクターに注がれた汚水と太陽光でそれを淡水に変えます。作られた綺麗な水は前浸透膜から海に放出され、バイオ燃料はパイプで収集されます。オメガで生成された酸素も海に放出され海洋生態系に活力を与えます。豊富な酸素を含有する事は、二酸化炭素の勢いを鎮める為に世界の海洋には大切な要素です。例え光バイオリアクターが損傷したり漏れても、海に被害を与える心配は全くありません。淡水藻なのでプラスチック容器が破損すると周囲の塩水で死滅するだけです。外部の藻類から今の生態系を脅かされる事もありません。

Via: NASA

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