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リサイクル神話:ギリシャの暁の女神が金属色に光り輝く

ギリシャの神々やその神話が素晴らしいのは、彼らがすべて、理想の姿を表現した人格であるように思われることです。エオスはギリシャの暁の女神ですが、毎朝オケアノスのはずれにある家から出て来ては朝を迎え入れます。ヒュペリオンとテイアの娘である彼女はいつも、花で飾られ、夜明けごとに訪れる清々しさや希望を纏わせたようなサフラン色のドレスを身に付けて、光り輝くオレンジ色の色彩で描かれて来ました。ところが、アーティストのコーリー・コリンズは全く異なる方向へと進み、エオスを、銀の食器類やあらゆる種類の金属廃棄物で作り上げたのです。

Eos Greek Goddess of the Dawn

275ポンドもの重さのある金属彫刻で、翼は200点もの食器類を使って作られたこれはもう、ほとんどエオスの「トランスフォーマー」もしくは「シルバーサーファー」バージョンのようです。このバージョンのエオスの組み立てに使われた金属廃棄物は、おそらく皆さんの想像の付くあらゆるものからできています。腕時計、オートバイや自動車の部品、コーヒーの空き缶、釘、ボルト、スクリュー、トラクターの部品、馬の蹄鉄、いつくかの近代的な電子部品と、このアーティストが見つけることのできたかなり多くのあらゆる金属片がこの巨大な彫刻の制作に使われました。

片翼の長さが88インチで、2つに分解できるこの彫刻は売りに出されており、設計者のコーリーによれば、8,700ドル支払ってもらうことになるそうです。彼が金属製のエオスを作るのに18ヵ月かかり、亜鉛メッキされた鋼鉄からスターリング銀やブリキまで、あらゆるものがこの制作に使われました。最高に美しい状態でリサイクルされたという素晴らしい一例です。大理石で作られたギリシャの第一級作品ではないかもしれませんが、エオスはきっと、自分自身の新たな金属的感触を気に入ってくれることでしょう。

出典: etsy

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