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カンタス航空はバイオ燃料動力によるフライトでマイルストーンを達成

信じられないような話ですが、カンタス航空は、熱々のチップスを揚げた残り油で自社の航空機に燃料供給しています。この航空会社は、燃料価格の高騰を切り抜けるための、さらには2020年までにカーボン・ニュートラルになるという航空業界の目標を後押しするための努力の一環として、持続的に生産されるバイオ燃料を見つけ出そうとしているのです。

Australia's Qantas makes first commercial biofuel flight

アメリカ合衆国においては、原油価格が1バーレル当たりわずか65ドルから、信じがたいほどの125ドルにまで上昇しています。市場での見解によれば、当期中、原油価格は1バーレル当たり100ドルの状態が続くだろうとのことです。これらの数値を受けて、カンタス航空は、自社商用便に関しては、従来のジェット燃料に代えてバイオ燃料の使用を計画しているのです。

金曜日のカンタス航空QF1121便の離陸は、オーストラリア初の、持続的に生産されるバイオ燃料を用いた商用便として記録されました。燃料は食用油からできており、単発エアバスA330航空機に動力供給するために、SkyNRGと呼ばれるオランダの企業によって生産されました。カンタス航空はまた、さまざまな企業と連携して、家庭廃棄物や藻類から作られるジェット燃料の代替源を見つけようとしています。

この航空会社の格安子会社であるジェットスター航空もまた、メルボルンおよびホーバートからの復路便に、SkyNRG社製の同じバイオ燃料を利用することになっています。この国の資源・エネルギー・観光大臣は、バイオ燃料のサプライ・チェーン、すなわち、バイオ燃料の原料供給、精製および流通の研究に対する新興再生可能エネルギープログラム補助金のもとで、政府は、カンタス航空に対して500,000ドルの補助金を供与したと述べています。カンタス航空は、パートナーのシェル・オーストラリアとともに、長期的に見たバイオ燃料の実現可能性や低炭素航空燃料の生産についての研究に着手することになっています。

カンタス航空からの情報によればまた、民間航空での使用の認可を受けたバイオ燃料は、二酸化炭素排出量が、従来のジェット燃料から生じる二酸化炭素排出量よりも約60%少ないということです。

出典:シドニー・モーニング・ヘラルド

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