フォード・モーター社は、リッチモンド400で開催されるNASCARスプリント・カップ・シリーズに史上初となる全電気式の自動車Focus Electricで参加し、再びNASCARサーキットに歴史を刻むことになります。フォードは、4月25日にリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでFocus Electricを発表する予定です。
Focus Electricの生産は、フォード社のウェインのミシガン組立工場で12月に開始されました。ペースカーは、188ポンド/フィートのトルクで141馬力、107kWを出しました。Focus Electricは、リチウム・イオン、23kWhの受容能力がある冷却液体バッテリーパック、そして4〜20時間の充電時間で、最高速度84mphを出すことができます。自動車は、速度自動変速装置を備えた前輪駆動車です。独立したマックファーソンのストラットをフロント・サスペンションに使用し、後部にコントロール・ブレード・マルチリンク・サスペンションを使用します。
フォードのFocus Electricは、アメリカで最も燃費の良い5人乗り自動車として認められ、1ガロンで110マイルを走行することができます。換算すると、ハイウェーで100キロメーター当たり約2.2リットル、1ガロン当たり99マイルです。バッテリーが完全動力源となり、環境保護局によって認定を受けました。
フォードの研究統計によれば、会社のレース・ファンは一般市場消費者より67パーセント多くフォード社製の自動車を好んで購入します。Focus Electricは、エコ車の先駆けとなり、電気自動車の普及を支援となるでしょう。Focus Electricは2012年の終わりまでに市場に参入し、アメリカの19都市で発売が開始されます。
フォードはFocusのような自動車を開発することによって、環境と天然資源の保護対策をNASCARファンにディスプレイし、エコ革新と実現するための努力が期待されます。
Via: Ford