土地の面積を測るのに一般的に用いられる単位はエーカーです。しかしこの単位が用いられるのは、広大な土地の場合です。それより小さい面積に対しては、平方フィートが広く使われています。メジャーテープと2つの基本的な数式を使えば、簡単に計算することができます。土地を売買する時や、農地の年間作物生産高を計算する場合には特に、土地のことを知っておくことは大変重要なことです。
作業の難易度
この作業の難易度は中程度です。作業を行う人が長さを測る道具の使い方と、数式計算方法を知っている必要があります。
作業に必要な道具
- メジャーテープ（できれば化学繊維製の柔軟性があるもの）またはホイールメジャー
- ノート
- ペン
- 電卓
作業にかかる時間
この作業に必要な時間は、測る土地の面積により異なります。一般的には、通常の形をした100平方フィートの土地を測るのに必要な時間はおよそ30分です。
作業にかかる費用
この作業に必要な道具は家にあるものばかりなので、費用はかかりません。
作業方法
- まず、メジャーテープやホイールメジャーで土地の縦と横を測ります。土地の区画が大きい場合は、車を使い、走行距離を測って土地のサイズを測ることもできます。メジャーテープのフィート目盛を記録しましょう。
- 土地の形が通常の形でない場合には、土地全体の中で最大とれる長方形の寸法を測ります。そして、長方形からはみ出る変形部分を小さな長方形と三角形に分け、それぞれの寸法を測ります。長方形の場合には縦と横を測ります。三角形の場合には底辺となる部分を決め、その長さと底辺からの高さを測ります。
- 測った大きさをノートに正しく記録します。単位が全てフィートになっていることを確認しましょう。小数点以下がある場合には、それも記入します。そうすることで計算が容易になります。
- 全ての寸法を記録したら、仮計算を行います。長方形の場合には、縦と横の長さをかければ面積が計算できます。この計算で導きだされる数字が、長方形の面積（平方フィート）です。三角形の場合には、底辺と高さをかけ、それを2で割ります。この計算で導きだされる数字が、三角形の面積（平方フィート）です。
- こうして算出された土地の長方形部分及び三角形部分の面積を全て足します。そして土地の全面積（平方フィート）が導きだされます。
- 算出された面積（平方フィート）は、それぞれの数式を使えば平方エーカーや平方マイルに変換することができます。
ヒント
- 全ての寸法は、真っすぐ測りましょう。間違いを減らすことができます。
- 不必要に小さく分けて測ることは避け、可能な限り大きな面をとります。
- 土地の簡単な図面があれば、その土地がどのような形で、それをどう分けて測るかを決めることができます。測りながら、図面にも印をつけていきましょう。こうすることで、測量のために分けたそれぞれの部分が実際どこにあたるのかをつかむことができます。
- メジャーテープの端と端をひとりずつ持って測ります。測る時には、メジャーテープを地面から少し離して測りましょう。こうすることで、地面の凹凸によるエラーを防ぐことができます。
- 土地の計測の際には、金属製のメジャーの使用は避けましょう。
考えられるリスク
- 全ての寸法を、もっとも精密な方法で正確に測りましょう。不正確な計測は、間違った結果につながり、土地の売買の際には経済的損失となります。また作物生産高を見積もる時には、間違った結果となります。
- 他者の土地と区別するため、土地の周囲には目に見えるはっきりとした境界線を作ります。
- すでに測り終えた部分とこれから測る部分を混同してはいけません。深刻な間違いを引き起こします。
結論
土地の計測は、土地に関わる紛争や土地の売買、境界壁の設置などにおいて大変有益で絶対不可欠な情報です。ですから、最高の正確性を持って非常に注意深く行う必要があります。