カーペットはこの上なくラグジュアリーで、疲れた脚を癒し、家に帰ってきたことを実感させてくれます。カーペットのシミや、臭いやくすみは、見た目の美しさや心地よさも損ないます。カーペットのクリーニングに、強力な薬品や腐食性の薬品を使う必要はありません。薬品に敏感な人は多く、天然の原料から作られた製品があなたにも、環境にも良いことは間違いありません。クリーニングに必要なものは、以下のとおりです。
- 自然の植物性洗剤
- バキューム掃除機
- カーペットブラシ
では、クリーニングの方法を見てみましょう。
1.毒性のない洗剤を選びます
数多くの種類の洗剤が売られています。毒性がなく、環境に優しい安全な製品を選びましょう。植物性の製品も様々な種類のものが売られています。高濃度カーペットクリーナー、頑固なシミをとるための脱臭カーペットブースター、カーペット・椅子用染み抜きの3つが、カーペットのクリーニングに役立つ自然の製品です。
2. 掃除機をかけます
まず掃除機をかけて、たまった汚れを取ります。使っているうちにカーペットは汚れているので、最初に細かいホコリをとっておきましょう。家具の下になっている部分や、隅にも十分に掃除機をかけます。ホコリが水分と混ざると泥のようになってさらなる汚れとなるので、良い掃除機を選ぶことが大切です。
3. プレスプレーをかけます
ホコリを取り除いたら、カーペーット表面にプレスプレーをします。頑固なシミやくすみがある場合には、シミ抜きを使います。そして濃度に薄めたクリーナーを全体に薄くスプレーします。シミがある所には濃い濃度のものをスプレーしましょう。シミの部分には、スプレーしてからカーペット・エクストラクター(汚れを絞り出す器機)をかけます。または薄いマイクロファイバーの布でシミを拭き取るのも良い方法です。マイクロファイバーがスポンジのような働きをするので、汚れと一緒に洗剤も吸い取ります。さらにしつこいシミにはカーペット・ブースターの粉末を使いましょう。シミの部分にこの粉末を均一に振りかけて、完全に乾いたら掃除機で吸い取ります。粉を振りかけた後、シミが分解されるまで、しばらく置きます。置いておく時間はシミの程度により異なります。さらに脱臭やクリーニングが必要であれば、カーペットブースターを塗ってブラシをかけます。通常のカーペット表面には濃い色の面を、デリケートな素材のものには薄い色の面を使います。
4. カーペットの内側をクリーニングします
表面のクリーニングが終ったら、内側もきれいにしましょう。カーペット・エクストラクターを使います。エクストラクターがなければ、1日レンタルしましょう。エクストラクターは、熱いお湯を洗剤とともにカーペットに注入し、強力なバキュームで吸い取ります。熱いお湯とカーペット洗剤原液を入れてボタンを押すだけなので、取扱いは難しくありません。洗剤はエクストラクター専用のものを使います。
5. 均一にクリーニングします
クリーニングはやりすぎないようにしましょう。やりすぎると、洗剤のシミやムラができることがあります。均一な仕上がりを保つためには、カーペットの一部分だけでなく、全体をクリーニングすることが大切です。洗剤も部分的ではなく、全体に使いましょう。時間は少しかかりますが、満足の行く仕上がりになるはずです。
6. 最後にカーペットを乾かします
カーペットが乾くまでの時間は、掃除機の強度により変わります。乾くまで4時間以上かかるようであれば、心配になるでしょう。原因としては、洗剤の使い過ぎ、カーペットの下張りが濡れている、掃除機のパワーが弱い、などが考えられます。乾燥に時間が長時間かかるのを防ぐためには、性能の良い掃除機を使い、使用する洗剤の量に気をつけます。
本物の植物性洗剤に使われている天然の原料は、あなたのカーペットを見違えるほどきれいにし、厄介な化学物質が全く残りません。注意することは、正しい濃度の洗剤溶液を作り、塗布するということだけです。適切な濃度は、それがどんなシミなのか、できてからどのくらい経っているのかによって異なります。これらの製品は完全に天然のもので、あなたにも、地球にも害がありません。楽しく地球に優しいクリーニングを!