ドイツのフリードリックシャフェンで行われた航空展覧会で、飛行機愛好家にはたまらない新型航空機がそのベールを脱ぎました。おしゃれなデザインの４人乗り小型機は優れた燃費性能とあわせて大変魅力的な一機であると言えます。この「パンテラ」の最初の特出ポイントはエアロダイナミックに工夫を凝らした見た目の美しさです。
「パンテラ」は１０００海里の飛行距離を２００ノットで軽々飛行することが可能です。ライカミングＩＯ－３９０燃料噴射エンジンは、１時間の飛行ごとにガソリン１０ガロンを消費するという大変燃費の良い装備です。そして今回の展覧会でもっとも嬉しいニュースは、ピピステルは近い将来「パンテラ」の電気駆動・ハイブリッドモデルの発表を視野に入れている、ということです。両モデルともにいつごろの登場となるのか、またハイブリッドモデルはどれほど排ガスを削除できるのかにとても興味がもたれます。
「パンテラ」の価格帯は５０万ドル以下に押さえ、認証された後で２０１５年までには販売可能になる見込みです。燃料費を節約できるという点はエコ推進者にとっては間違いなく素晴らしいニュースで、財布にやさしいのもポイントです。あとは販売に至る過程を固唾を呑んで見守りたいところです。
