ecofriend.com

「電子機器恐怖症」の消費者が抱く電気自動車に対する不安を三菱自動車が一蹴

トロントでこの4月16日に開かれる「グリーン・リビング・ショー」において三菱自動車が「電子機器恐怖症研究センター」なるコンセプトを発表するのには理由があります。電気自動車にまつわる様々な不安要素を一蹴することがそれです。実際には存在しないこの研究センターでの実験を通して、電気自動車にまつわる一般消費者がもつ間違った情報を面白おかしく否定して、カナダの消費者に電気自動車使用の安全性について正しい理解をしてもらおうというのが狙いです。「電子機器恐怖症」というコンセプトはインターネットを利用したキャンペーンの一環として、三菱自動車の広告代理店「ジョンストリート・アドバタイジング」社によって考案されました。

このキャンペーンでは、「電気自動車に乗ると感電の可能性があるのでは?」などという電気自動車全般にまつわる誤解を解いてもらおうということを目指し、前述したニセのリサーチセンターで科学者たちがコメディータッチの実験を通して電気自動車の安全性を示すビデオクリップがアップロードされています。

三菱側にしてみれば、この一連のキャンペーンは新型電気自動車2012年型i-MiEVハッチバックの新作発表会に合わせる形にもなりまさにグッドタイミングでした。この車は現在カナダでわずか二種類のみ販売されている完全電気自動車のうちのひとつです。

この新作電気自動車は、カナダ国内において個人消費者や関連各業界の間で注目を集めてきています。昨年12月中旬以来の販売台数は69台にのぼり、2012年3月だけで14台の納車を記録しています。ハイドロケベック社・ブリティッシュコロンビア警察・さらにサスクパワー社がすでにこの新型電気自動車の導入を果たしています。

三菱i-MiEVの製品仕様は、4人乗り・5ドア・中型ハッチバックで、最高時速155キロをマークします。また、毎時16キロワットのリチウムイオン電池を搭載し、販売価格は27、990ドルから33、230ドルに設定されています。すでにカナダ国内で最も燃費の良い中型車との認定を受け、「アメリカン・エネルギー効率評議会認定、最優秀エコフレンドリーカー」を受賞、さらに「世界グリーンカーアウォード」にもノミネートされています。

グリーン・リビング・ショーの三菱ブースに展示されているこの車は、カナダ国内だけでなく世界的にその名を広める最先端の電気自動車テクノロジーを満載しています。

Today's Top Articles:

Scroll to Top