魅力的で環境にやさしいお部屋のインテリアは生活の質も高くします。そこで贅沢に自然の温もりを感じる純木製パネル、または羽目板(板張りの一種で壁など同じ平面に張った板のこと)をお部屋のアクセントとして取り入れてみてはいかがでしょう。この木製パネルは自然と調和したお部屋を彩るだけではなく、快適で健康的な生活をお届けします。しかもこの木製パネルは環境にやさしいだけではなく、気密性に優れ、造形も美しいです。夏は涼しく、冬は暖かに心地よくお部屋を保ち、とても経済的でもあります。このヨーロッパで長く取り入れられてきた木製パネルは、あなたのお部屋を美しく演出することでしょう。
ウィンスコッティング(腰羽目)
ウィンスコッティングは、1900年代の初め、特にヨーロッパで流行していた特殊なタイプの木製パネルで、現在でも洒落たインテリアとして取り入れられています。装飾されたパネル、または細いパネルを連結して壁の下位部に設置します。ウィンスコッティングの上部は、「チェアー・レール」という、細長い板を取り付けます。元々このウィンスコットティングは、リビングルームの壁の破損した部分、特に下位部を覆い隠すために使用され始め、階段周りなど、インテリアとして地位を確立していきました。ウィンスコッティング設置の第一歩は、ホームセンターなどのDIY店で、色々なデザインや原料の木の種類など、お部屋にあったイメージのものを選んでみることです。ほどんどのパネルは4 x 8(120cm x 245cm)フィートのサイズで、チェアー・レールと壁と床の接合部に使うベースボード(幅木)がセットになっています。ウィンスコッティングを購入する前に必ず壁の周囲を正確に測り、必要なパネルの数を把握しておくことが大切です。
ウィンスコッティング購入後、その木材を取り付け予定の場所に保管しておくことはとても重要です。木製のパネルは空気中の湿気を吸収して収縮するからです。パネルの接続には、通常コーキング材が使われます。コーキング材は、木材の拡張や縮小などの変化に対応できるものが多いのです。また、最新の高精度ポリマーシステムウィンスコッティングは、再生利用できる原料でできています。「シックハウス症候群」の原因物質の一つ、ホルムアルデヒドを含まないこの新しい木製パネルは環境にやさしい次世代のインテリアとして注目されています。
ノッティー・パイン・パネリング(松羽目板)
柔軟で知られる松材で作られた、所々にある節が特徴であるこのノッティー・パイン・パネリングは、素朴でカントリー風なインテリアにぴったりな木製パネルです。松材は、丈夫で長持ちするので、お手入れも簡単です。
まず初めに、パネルの品質をよく吟味してから、取り付け予定の壁の部分をよくチェックしましょう。もしパネルの厚さが1/4インチ(6.35mm)よりも薄ければ、壁の凸凹を整えるためにつめ木をしたほうがいいでしょう。次のステップは、それぞれのパネルの接続面、壁からの長さを正確に測ります。正しく長さを測ったら輪郭を壁に直接描いていきます。その際、直線ではなく、曲線の状態で正確に写し取るようにしてから、接着剤をパネルに塗っていきます。パネルと壁を固定する前に、ハンマーを布で覆っておきます。また木のかけらをベースとなる部分の近くの壁とパネルの間に置き、それぞれのパネルと壁の間が6インチ(15.24cm)離れるようにします。接着材が固まってきたら、ハンマーと木のかけらをパネルから慎重に取り除きます。
ボワズリー(鏡板)
ボワズリーも、とても人気のある木製パネルです。典型的なフランスのボワズリーは、その華麗で精巧な曲線状の模様が特徴で、ドアや棚、額などのフレームなど、あなたのエコ・フレンドリーなお部屋のあらゆる場所に取り入れることができます。
結論
あらゆる模造の木製パネルが作られていますが、やはり純木製のパネルには替えられません。木製パネルは、ローズウッド、ゼブラウッド、コクタン、チークなど多種多様な材質や色合いがあります。純木製のパネルは、通常ラッカーを塗り仕上げます。ぜひ、木製パネルをあなたのエコ・フレンドリーなお部屋に加えてみませんか。自然で美しい木製パネルで覆われた空間が、あなたのパーソナルスペースを自然に調和したスペースに変えてくれることでしょう。