広葉樹(堅木)製材とは加工段階にある木材です。製材は、未加工のものと仕上げ加工されたものの両方が売られています。 さまざまな種類の広葉樹製材は持続可能な森林の製品から得られており、したがって、住宅に使用すれば環境に優しい側面を添えることになります。この記事では、さまざまな種の広葉樹製材とそのさまざまな用途を取り上げます。
セイヨウトネリコ材
西洋トネリコ材は非常に強い種です。その強度はオークとほぼ同等です。この種類はかなり衝撃に強くて丈夫で、主に骨組みの建設やオール、ブレストフック等に用いられます。
ヒマラヤスギ
米国では数種類のヒマラヤスギが入手可能です。これらは、その特徴においてはほぼ同じです。いくつかのタイプの名前を挙げると、アラスカヒノキ、ベイヒおよびウェスタンレッドランド・ホワイトレッドになります。ヒマラヤスギは通常、インテリア・デザインや室内装飾に用いられます。ヒマラヤスギは家具の製作においても大いに需要があります。
サクラ(チェリー)
その色から、ブラックチェリー(アメリカ桜)としても広く知られています。この木材の難点のひとつが、比較的に高価であり、したがって滅多に用いられないことです。通常、ブレストフックや立てビームニーの建設に用いられます。
イトスギ
これは米国南部に数多く見られます。内部に天然樹脂が含まれており、それが乾腐病との闘いに役立っています。イトスギはそれほど重くはありませんが、それにもかかわらず、実際には非常に強いものです。たいていは商業クラフトに用いられています。
ニレ(エルム)
柔らかな質の木材であるため、ロック・エルムとも呼ばれています。高い抗張力はありませんが、しかし、高い抵抗能力があるためかなり丈夫です。英国では、その優れた厚板材としての能力で有名です。この木は大部分が米国の北部地域で見られます。その強度と耐久性から、通常はカヌーの建造に用いられます。
モミ(ファー)
もっとも一般的にはダグラス・ファー(ベイマツ)と呼ばれています。モミの木は本来堅くて丈夫で、非常にきめの粗い粒質をしています。モミの木の問題点は、乾腐病に対する抵抗力がないことです。以前はインテリア・デザインや棚、マストの材料として用いられていました。しかし、時代とともにその用途は変わりました。今では、厚板材として、特に商船に用いられています。このタイプの木材の生産は、主に森林当局による樹木農場で行われています。そこでは非常に豊富に手に入れることができます。
アメリカサイカチ
この種類の木材は本来堅くて乾いています。この木材の最大の利点は乾腐病に強いことです。これらは、頑強な用途に、たとえばトンネルの建設やくさび、クリート、操舵輪等に用いられます。
ホワイトパイン
このタイプの木材には数多くの種類があります。主としてボートの建造に用いられています。多くは米国で見られます。これらホワイトパインの木材は通常軽くて手触りが滑らかで、優れた塗料の保持能力があります。主に内装の接合や縁取りに用いられます。ときには厚板材として用いられることもありますが、耐水性がないので必ずしも好まれるわけではありません。
サザンパイン
これは、厚板材になれば最高の木材です。堅くて丈夫な材料であることから、特に船舶用として、常に好まれています。その難点のひとつは、この木材が非常に大量の樹脂を含んでおり、夏季にはそれが塗料を通して透けて見えるかもしれないということです。しかし、そのことが、この材料を木材腐朽に強くする助けにもなっているので、ひとつの利点とも呼べるかもしれません。商船に関しては、この種類の木材の需要が極めて高いです。また、インテリア・デザインや骨組みにも用いられています。この木材は本来非常に強くて丈夫であり、顧客にとってはそのことが非常に魅力的なのです。
結論
上述のさまざまな種類の木材はすべて、最高で極上の品質を持つ広葉樹製材です。これらの種類は本来多目的に使用できるものであり、そのため、さまざまな産業部門からの需要が極めて高くなっています。インテリア・デザインも商船やその他も、これらさまざまな種類の広葉樹製材なしでは全く完成には至りません。
ところで、皆さんにひとつご注意があります。堅木を買いに行く前には、必要な量を必ず正確に測るようにしてください。そうすることで、廃棄物を減らすとともに環境への悪影響も減らすことになりますので。