家の家具をデザインには、まず予算や材料、必要なものとスタイルを考える必要があります。インテリアデザイナーに電話をする前に、もし自分で何かすることができればどのくらい予算を節約できるのか、一度考えてみませんか？プロの仕事に比べて出来上がりは劣るかもしれませんが、予算節約以上の見返りが得られることでしょう。形となった自身の努力の結果を実際に目で見ることができるからです。またリサイクル材や環境に無害な材料を使って家具などを作れば、喜びは更に増すことでしょう。子ども部屋用の家具にはうってつけのアイディアです。環境に優しい材料を使うことの大切さを子どもたちに直に教えることができますし、子どもたちも手伝いたがるかもしれません。子ども部屋用のDIYアイディアをいくつか見てみましょう。
1. ボール紙製の家具
ボール紙で作る家具は環境に優しいだけでなく、使う楽しさがあります。小さな子どもたちは手の手が込んだデザインではなく、彼ら自身の想像力を爆発させることのできるものを好みます。段ボール箱から色々なことを想像した子ども時代を思い出してみてください。段ボール箱が宇宙船になったり、家になったり、洞窟になったり、船になったりしたはずです。
ボール紙で家具を作る時は、可能な限りシンプルなものにしましょう。子どもたちはそれをおもちゃにしてしまうかもしれません。ですから尖った端、複雑な角やデザインのものは避けましょう。
2.木製の家具
木材は今日、世界中で極めて貴重な素材です。恒常的な伐採により、木材の価格は高騰しています。再生木材を家具作りに使用すれば、真新しい木材を購入するよりはるかに安く済ませることが可能です。廃品置き場や道、自身の家の裏庭でも、子ども部屋の棚を作るのにちょうどいい廃材を見つけることができるはずです。尖った角を滑らかにし、板をしっかり釘打すれば、子どもたちが切り傷を作ったり服を引っ掛けたりすることもありません。
棚の他にも、スツールやテーブル、椅子なども作ることができます。あなたがベテランのDIY愛好者なら、模様を彫刻したりしてオリジナリティあふれる作品を作ることができるでしょう。クッションをひいて、心地よい家具に仕上げましょう。
3. 地産材料を使用した家具
新しい材料をつかってDIYをする時には、常に地産の材料を使うようにしましょう。遠くはなれた所で販売された材料を購入するということは、そこから運搬される際に排出される二酸化炭素排出量を増やすことを意味します。地元で育ったものを使うことは、経費を節約することにもつながります。また地元の経済を促進するだけでなく、輸送にかかる多額の費用を節約できることにもつながります。
4.竹製の家具
竹は最も成長が早い植物のひとつです。丈夫で且つ、安価なこの素材は、東南アジアにおいて長きにわたり家の材料として使われてきました。竹が手に入るのであれば、この環境に優しい素材を使うことができます。竹の最も優れている点は、その柔軟性と耐久性です。コツをつかめば、子ども部屋用のキャビネットや戸棚、テーブルや椅子などを作ることが可能です。
5. 張り子
作るのに手がかかるかもしれませんが、ユニークで人目をひく張り子は、大抵のものを作ることができます。ボール紙や金属をベースに、張り子で覆っていきます。家具以外にもペン立てや箱、鏡やブックエンド等、様々なものに応用が可能です。コーンスターチやPVC糊と混ざると、張り子は丈夫で驚くほど長持ちします。使って楽しく、見ても楽しい作品が出来上がるでしょう。
6. ビーンバッグ
ビーンバッグ（お手玉を大きくしたような形の柔らかい椅子）にゆったりと座ってくつろぐと、とてもリラックスできます。販売しているビーンバッグは高価なものが多いのですが、厚手の生地や綿モスリン、布地があれば自身で作ることができます。ファスナーや中に詰めるポリスチレンの粒も用意しましょう。作り方はインターネットで探すことができます。あまりにも簡単に作れることにきっと驚くでしょう。
7. 黒板テーブル
壁の代わりに黒板の上で、子どもたちの創造性を爆発させてあげましょう。まず、いらなくなったテーブルを用意します。ヤスリをかけたあとに黒板塗料を塗るだけで完成です。この作品の最も良いところは、塗料以外に必要なものがないことです。古くなった家具を再利用して、子どもたちが喜ぶものに変身させることができます。