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独特の推進技術:ヘリウムを充填した物体が反転の動きで飛行する

現代の技術者たちや科学者たちが、物体を推進させる新しい方法をどのように発見するのかを知るのは、非常に興味深いことです。それは地上においてのみのことではありません。この素晴らしい飛行物体は、私たちが今までに見たことのあるものとは全く違っています。この飛行物体は、ボディ自体を規則的に反転させることにより、容易に動き回ることができるのです。この物体が空中をはためいて飛び回っているのは、本当に驚くべき光景です。この飛行物体はドイツ・エスリンゲンのフェスト社(Festo)の技術者たちが、ポール・シャッツ(Paul Schatz)が発見した反転した立方体に基づいて開発しました。

Flying Thing Propels Itself By Flipping Inside Out

この飛行・反転物体は、浮かんだままの状態を保つためのヘリウムを充填した、6つの同一プリズムでできています。このプリズム構造はカーボンファイバーのフレームで結合され、進みたい方向に推進するための3機のモーターが搭載されています。この飛行物体は、携帯電話のアプリのような簡単なものを使ってコントロールが可能です。もしあなたがドイツのハノーバーに住んでいるのなら、実際にこの物体が飛ぶ様を見ることができます。

この飛行物体には、決まった使用目的はありませんが、実際にこの物体が飛んでいるのを見れば、様々な可能性を思いつくでしょう。人が乗ることができないことは明らかですが、深海や重い大気を持つ惑星の探査などに使われる無人の自動探査機として使われるかもしれません。こうした条件下では、あまり電気を使わずに稼働するかもしれませんが、高濃度の大気や液体の中でどのように機能するのかということが重要となるでしょう。この物体は高圧に耐えることができるのでしょうか?そのようにはあまり見えないのですが。

Via: Popsci

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