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日産がリーフのためのソーラー充電システムを開発

Nissan Leaf

電気自動車のコンセプトはとても古いものですが、2007年の世界的な景気後退の後の原油の高騰と相まって、自動車業界の大手の関心をひきつけるようになりました。日本の自動車メーカーは新しい電気技術へのさきがけとして進化し、日産は自社の人気の電気自動車、リーフの立ち上げにおいて、そのようなメーカーの1つでした。ガソリン車と同じぐらいのこの車は平均で1ガロンあたり100マイル近くの燃費。その長距離の走行が可能なことと、スポーティーな外見で大変人気です。

しかし、完全に排気ゼロであるにも関わらず、電気自動車は充電するのに電気を必要とし、ほとんどのケースでは電気は石炭や天然ガスといった、再生可能ではないエネルギー源から作られるので、批判家の疑問に直面したものでした。これでは、温室ガスの排出が、自動車から発電所に変わっただけなので、電気自動車の目的全部が意味をなさなくなってしまうのです。

日産のリーフは昨年販売し、同社によれば、リーフのバッテリーは廃棄された後でも、その当初の80%の能力を保持するとのことです。ですから、将来的に考え、今現在の新しいバッテリーが沢山廃棄されるときに、日産はリーフのバッテリーの形で蓄電をする代替案を計画しているのです。これと同じくして、日産は4Rエネルギーコーポレーション社と関連して新しい充電システムの試作に乗り出しました。

このシステムは、1つずつがリーフ1台分のサイズである、高能力のリチウムイオンバッテリー(96kWh)を、充電するのに太陽電池を使うことも含まれています。試作品は現在、日産の横浜の本社でテストされており、そこではルーフトップに太陽電池が取り付けられ、それが4つのリチウムイオンバッテリーを充電、それが自動車を充電するのに使われます。システムは年間1800台近いリーフを充電するのに十分なほど、強力な電気を生成する能力があります。

既に太陽光や風力発電に関しては多くの話題はたくさんありますが、こういったエネルギー源によるエネルギーの貯蔵は常に問題です。ですが、同社による新しい充電および貯蔵の解決策の出現により、その問題は大幅に解決されることが期待され、電気自動車の充電や世界中での使われ方に革命をもたらし、それが車の運転を、排気ゼロにしてくれることでしょう。Nissan Leaf

同社は蓄電のこの新しい解決策にとても興奮しており、また、これらを住居や商業施設にも提供する計画を立てています。福島の原子力発電所の事故の後の人々の原子力発電に対する強い抗議があり、それが原子力発電所の閉鎖につながるかもしれないことを考えると、同社がその計画を成功裏に具体化させることは驚くことではありません。

しかしながら、同社がパブリックバージョンを出すときに、価格はその製品が幅広く適用されるかどうかを左右する重要なポイントですから、いくらで出すのかを見なければなりません。仮にこのプロジェクトが人々の需要に見合わなければ、電気自動車の充電のための新しいインフラの開発と設置は、増える電気自動車の使用に対して、再び一番大きな問題となり続けることでしょう。

Via: Boston

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