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水辺の都市の為のデザイン、2011ワンプライズ受賞作品

大都市が人口増加に伴う住居施設の問題に直面する中で、その需要に応えるためにカナダの建築家の2人は水辺に発展する都市のための素晴らしいプランを考案しました。パラレル・ネットワークと名づけられたこのデザインは、グリーン都市のデザインを競う2011年のワンプライズを受賞しました。

2011年のテーマは、ニューヨークの水辺のためのデザインを考案することでした。ニューヨークにおいて水辺の持つ経済・運搬の重要性を考慮してアリ・ファードさんとガザル・ジャファリさんは都市の新しい水辺の開発を2020年に始まるブルー・ネットワークと上手くリンクさせています。審査員によると、この優勝作品は経済的な面だけでなく、環境や運搬のニーズにも対応しそれでいて娯楽施設も設置されている点が評価されました。

歴史的にも世界の大都市は川沿いや海沿いに発展してきました。都市と水は切っても切れないものです。飲み水としてだけでなく、貿易の基点ともなりうるわけで市の繁栄に大きく関わってきます。また、近代都市は自然と人間の関係をコンセプト化した建築を発展させる必要があります。その良い例がこのパラレル・ネットワークです。

このネットワークはセル状のインフラからなり、簡単に必要な所に設置でき、個別にメンテナンスや移動が可能です。セルは浮揚式ポッドで必要に応じて増築できます。メインサイトのニューヨーク川上部にあるガイアでは、クリーンなエネルギーを風力発電し、大量養殖している藻からは生物燃料を作ります。また、人工サンゴ礁によって海運の運営を助け、その他のクリーン技術業界にも寄与します。

ブロンクス・ブルーターミナルはブロンクス河口に位置しフェリーのターミナルとして機能し娯楽施設でもありますが、同時にブルー・ネットワークの研究施設や教育施設としての機能も持ちます。また自然の保護と再生も推進します。

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