統計上、クリーングリーン風力発電による電力使用量は過去最大になりました。全世界の電力供給の２．５％にあたり、１９７ＧＷの容量で４３０ＴＷＨの総電力量となっています。巨大規模での商業用風力発電と同時に、小規模での風力発電も需要が高まっています。このような需要への柔軟な対応を念頭に、アルゼンチンのデザイナー、ミリアム・ピーターソンさんは効率的な発電機「エオリコ」のコンセプトを考案しました。一般用直立風力発電機でサボニアスローターシステムを採用しています。
このローターは風力を利用してシャフトを回すトルクに変換できます。このシステムでは３つの独立ローターがケーブルによって中心部分に設置されています。そしてそこから内蔵１２Ｖ・２２０Ａ電池パックにつながっているのです。基本デザインは良く考案されておりローターの形も工夫され風力を十分に生かして発電に利用しています。
デザイナーによると、発電機は毎秒４ｍで発電が可能で、ローターの５０回転を実現します。総出力は３ＫＷですが、安全性能が突出しており、高速回転時における民間使用も完璧です。安全ホイールの設置により回転時の危険を減らし、軽量化の為のデザインの工夫も凝らされています。
