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インドが世界有数の太陽電池使用国家になる日も近い?

石炭をはじめとする燃料が枯渇し始めているインドでは電力供給に対して大きな問題が立ちはだかっています。したがってこの燃料問題をきっかけにして、インドが世界有数の太陽電池使用国となっていく可能性が大きく膨らんできているのです。ニューヨークタイムスの記事によるとインドの石炭業界は稚拙なマネジメントや計画性の欠如、さらには環境汚染問題などで激しく揺れています。なかでも石炭の国内消費量の80%を製造するコール・インディアは、その場しのぎのやりくりなどに端を発する内部崩壊が顕著で、停電などの事故が多発している現状です。

この石炭問題はインド国内の経済成長を大きく妨げており、電力の需要・供給格差は現在10.2%まで広がっています。一年前には7.7%だったことを考えると、現状がいかに悪化の一途をたどっているかが分かります。

同国のこのような現状を踏まえると、太陽電気が唯一の頼みの綱だといえるかもしれません。すでに太陽電池の実用化が実施され、昨年度には驚異的な年間600メガワットの発電を記録したグジャラット地方の例にならい、インド政府はより広い範囲での使用を真剣に検討する時期に来ているのではないでしょうか。

アメリカの太陽電池関連メーカーならびにプロジェクト開発関連各社はインドは世界有数の太陽電池使用マーケットとして成長していくと見込んでいます。事実、グジャラット地方だけでも50社が店舗を構え、なかでもサンエジソン社は25メガワットの発電施設の建設という一大プロジェクトを完成させました。

2012年1月にはインド政府によって国内太陽電池強化ミッションが発令され、20ギガワット発電の送電線接続太陽電気システム、ならびに2ギガワットの非送電線接続発電所の設置を2012年までに完成させる計画を発表しました。

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