新技術の発展に伴って、人々は、自然形態を忘れてしまったかのように見えます。しかし、今、環境意識が高まりつつある中で、人々は、家庭や職場で持続可能な緑の製品を取り入れるようになってきました。環境にやさしい、また、エコフレンドリー(略称 エコ)と呼ばれる製品は、製造過程や使用法、また廃棄処分において環境に害を与えません。一段と入手しやすくなった緑のオフィス製品を使用することは、母なる自然を守ることにもなります。以下にご紹介する5つの緑のオフィス用製品は、簡単に取り入れることができて、また、時間とともにかなりの違いを生むことでしょう。
1. 新聞編み込みランプシェード
ダニー・セオ(Danny Seo)は、アメリカの一流ライフスタイル専門家で、シーツやタオル、バスマットな持続可能な緑の製品を数々生み出し、人々を環境にやさしい生活へと導きます。彼は、緑の製品が家庭内だけではなく、職場やホテルなどにも行き渡るように様々なデザインを作製しています。新聞を編み込んだランプシェードは、読み終えた古新聞をリサイクルし、再利用しました。ダニーは、これらの古新聞を美しいランプシェードに変えました。新聞紙は、しっかりと編み込まれた後、ニューヨークのインターコンチネンタルホテルでの豪華な照明として使用されています。このランプシェードは、新聞紙の持つニュートラルな色なので、どんな色彩のインテリアにもマッチします。このようなエコ製品をオフィスやデパートなどで取り入れることは、環境にやさしい製品のアピールにもつながります。
2．Knu家具
Knuは、100%カーボンニュートラルなオンライン会社で、インダストリアル・ウッドワーキング社(Industrial Woodworking Corporation、略称IWC)が母体です。IWCは家具会社で、病院や家庭、オフィスなどの環境家具を提供している会社です。Knu は2007年にIWCによって創設され、K同社によると、「サクッとしたエコで無機質な」机やテーブル、棚や収納家具などをデザインしています。Knuの家具は、ブラッドフォード・デイビス(Bradford Davis)によって設計されています。彼は、持続可能な木材を使用し、ステンレス製のハードウェアは、40%のリサイクル廃棄物からできています。家具は、エネルギー効率の良い100%カーボンニュートラルな工場で製造されます。上の写真は、Knuが設計した持続可能なダイニングテーブルセットです。
3．リサイクルされた運転席兼オフィスチェア
建築家のハビエル・サンチェス・メリナ(Javier Sanchez Merina)は、スぺインのアリカンテ大学(Alicante University)、建築デザイン科の先生でもあります。彼は、このジュリアナチェア(Juliana Chair)と呼ばれる斬新な椅子をデザインしました。この4人掛けのオフィスチェアを作製するため、彼の建築のスキルを構造上に生かしました。また、環境への配慮を念頭に置いています。彼は、廃品置き場からBMWの電気座席を非常に安く購入し、それをつなぎ合わせ二つの車輪を付け加えてこのオフィスチェアが完成しました。4つの席は、それぞれにコントローラーがついていて、ユーザーのお好みの快適さに応じて席を調節することができます。また、席を一直線や、テーブルを囲むように向かいあわせにも並び替えることができます。この作品は非常に可用性があり、また、斬新な緑の椅子です。
4．USBエコボタン
USBエコボタンは、あなたの総電力使用量を監視して、それに伴い電気代も更新する、とてもスタイリッシュなデバイスです。このUSBデバイスは、緑のプラスチックで作られており、USBを介してコンピュータに接続したときに点灯します。エコボタンを押すたびに使用中のコンピュータは、最も効率的な省エネモードになります。エコボタンは、コンピュータを終了せずに、電気代を節約できます。そして、再度エコボタンを押すだけで、コンピューターは再開します。エコボタンソフトウェアは、炭素単位を監視し、どのくらいの電力とお金をエコモード使用により節約したかが分かるようになっています。
5. 竹フラッシュドライブ
竹は、環境にやさしく持続可能であり、また長持ちする素材です。したがって、日常生活で使用される様々な物を竹材で代替することは、緑の製品を生み出すことにもなります。しかし、その硬くて、耐久性はある竹が、オフィスでデータを保存したりすることができるとは、誰が想像したでしょう。この新しいフラッシュドライブは、ただのカスタマイズされたUSBではなく、スタイリッシュな環境にやさしい４GBメモリ搭載の竹の棒です。ドライブの内側の加工が竹材ではありませんが、外側は完全に竹材が使用されています。持続可能な製品として、十分にオフィスでの緑のシンボルとなることでしょう。