家を新築するにしろ改築するにしろ屋根をどう仕上げるかは重要な決定要綱になってきます。その際、屋根板はタイルや鉄に比べて優れていますし、環境にもやさしく雨や風、太陽の熱や冬の寒さ、雪、ヒョウといったものに対しても適しています。家を建てた一定期間後には屋根板は張り替えなければいけませんが一般的な屋根板はおよそ２０年持つといわれています。それ以上長持ちする屋根板をお考えの際は、ここにご紹介する素材が一考の余地ありです。
環境にやさしい様々な屋根板の種類と、取り付け関連のヒントを見ていくことにしましょう。
リサイクル合成屋根板
エコでいて人気のある屋根板オプションです。通常はリサイクルされたゴムやプラスチック、木の繊維から作られます。家庭から出た廃棄物から作られることもあれば、工場などからの産業廃棄物をリサイクルすることもあります。
こうして作られた屋根板は長持ちし、軽量で耐久性に優れ環境にもやさしいものです。また、そう類抑制剤や難燃剤の使用も必要なくコケも生えにくいような作りになっているケースもあります。さらに見た目も良くてとても廃棄物を利用して作られたとは思えません。このようにリサイクル屋根板はエコフレンドリーでゴミ処理場の負担を減らし天然素材の有効利用を促すほか、５０年間の耐久保障がついておりその後はまたリサイクルが可能です。近頃は耐火機能つきの製品も出てきており火災保険料の減額にも貢献してくれます。
ソーラー屋根板
太陽電池をつけた屋根板は見た目は普通の屋根板とあまり変わらず、太陽エネルギーを吸い込んで効果的に電力に変換させることができます。通常は発電した電気の一部を電力会社に売却するようになっており、取り付け先の家のサイズや電力消費量によってパネルのサイズも変わってきますがわずかな数でも十分な電力を発電させることができます。取り付けの際には既存の屋根を丸ごと取りはずしてそこに太陽電池を取り付けることになります。こうして太陽電池を内蔵した屋根板は経済的でエコなエネルギーを作り出し、一般の太陽電池に比べても電気代が割安になります。
アスファルト屋根板
アスファルトは値段も安く取り付け簡単、見た目も良いことからカナダでは広く普及しています。ファイバーグラス版と従来のオーガニック版と２種類用意されていますがどちらも見た目は変わりません。しかしファイバーグラス版は耐火性に優れ、気温が高めになる地域では重宝されています。色の選択にも気をつける必要があり、ある研究によると黒を基調とする場合は周辺地域の温度も上昇する傾向にあるということです。アスファルト屋根板の保障期間は４０年です。
再生木材屋根板
木材を屋根板に使うのはどこでも人気ですが、ぜひリサイクルした木材を選ぶようにしましょう。従来の木材はエコフレンドリー要素が少ないですが再生木材はそのようなことはありません。
通常は橋や製油工場、ワイン貯蔵タンクなどに使用されていた木を再利用し、さらにそういった資源はなるべく地元でまかなうようにしているため運送にかかるエネルギーやコストも削減することになるのです。
強化ゴム屋根板
古タイヤから作られたエコフレンドリーオプションです。さらにこの製品には高品質のコーティングが施してあり美しい表面仕上がりになっています。色のオプションも豊富で、一番の特長は耐久性があり長持ちすることで、実際に極端な気候やヒョウなどにも適合した５０年の保障が
付いてきます。
取り付けのヒント
取り付けの際には細かな分析と適合が必要です。また高いところでの作業や急な斜面での重いものを運ぶことも出てきて、初心者にはとてもできる仕事ではありません。エコフレンドリー屋根板の選択の際にはじっくり商品を比べながら慎重に選ぶようにしましょう。
結論
エコホームには環境にやさしい屋根板は欠かすことができません。ヒョウに対する強度や保障、もしくは耐火レーティングも購入前に調べておきましょう。
