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NASAが送り出すグリーンホイール・コンセプト

産業デザイナーは技術、建築、そして製品デザインにおいて重要な位置にいる職業です。彼らは日常品を機能的で美しい製品に仕上げるだけでなく、多くの場合は環境や継続素材利用の実現をも念頭に入れています。その例としてイタリアの産業デザイナーリベロ・ルティロがデザインした回転式水栽培システム「グリーン・ホイール」のコンセプトは、宇宙飛行士や将来的には宇宙旅行者に対して新鮮なハーブや野菜を供給できるようにとNASAによって最初に開発されました。

宇宙旅行をするとなると数ヶ月間を宇宙空間で過ごすことになり、滞在中に新鮮な野菜が接収できないという環境に置かれることになります。NASAの回転式水栽培システムはこの問題を解決すべく開発され、いまや「グリーン・ホイール」の誕生により誰にでもこのことができるようになりました。このガーデンモデルは従来のガーデンと同様に様々なハーブやサラダ用野菜を栽培することができます。

有機野菜好きな方にはこの製品は経済的にお好みの野菜やハーブを栽培することができるため最適です。さらに見た目もおしゃれなため、家の中においてあっても全く違和感が感じられません。特に栽培物はLEDライトの周りに位置する作りになっており、ちょっとしたディスプレイにもなるのです。

回転式のこの小型ガーデンにはLEDライトとモーターが内蔵されており、誰にでも簡単にハーブの栽培が可能です。ルティロのデザインは植物への水やりは貯水タンクとポンプで簡単にでき、穴の開いたホイール内部は花瓶部分をサポートし、花瓶内のココナッツ繊維が植物自体や根をしっかり支えます。電子タブレットやスマートフォンでの遠隔操作も可能で温度や光量、水位などがコントロール可能です。

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