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見掛け倒しのナンちゃってエコ製品10種

私達の住む地球は日に日に温暖化が進み最高気温の記録もドンドン更新されていっています。この原因のひとつとしては二酸化炭素やメタンなどの温暖化ガスが挙げられます。そこで近頃はより多くの人が対策を練ろうと動き出しており企業単位での取り組みも目立ってきています。しかし、一般にグリーン製品といわれるものにも実際には環境保護には何の関係も無い見た目だけの製品も出てきています。ここではそんな製品のうち、特にひどい10個の例について見て見ましょう。

1.石炭

業界ではクリーンだと強調されていますが、全くそんなことはありません。効率も悪くエネルギーとしてはもっとも反エコなものです。1トンの石炭から1300ポンドの温暖化ガスが作られ石炭採掘場の作業効率はわずか35%ですから、平均500MWの石炭エネルギーのために1400万トンの石炭が燃やされ、うち65%は有害ガスとして大気中に放出されているわけです。

2.ソフトドリンク

地球上の3%しか純水はなくそのうちほとんどは氷河に閉じ込められています。わずか0.8%が飲み水として使えるのが実情ですから天然水の節水に気を使う必要があります。コカコーラ社などはそうした動きをしていると宣伝していますが、実際に詳しいデータは発表されていません。基本的に2リットルのソフトドリンクを作るのに5リットルの水が必要で、2008年にはコカコーラグループ内で930億ガロンの水が使われました。

3.ボトル水

確かにきれいなおいしい飲み水ですがその価値があるのでしょうか?プラスチックボトルは生物分解せずにリサイクルもできません。製作にもボトルの方が時間がかかり、捨てられた後はごみ処理場行きです。全体で水の価格はわずか10%で残りはボトルにお金を払っているのです。

4.生物燃料

化石燃料に変わる燃料としてきれいで安い燃料として期待されていますが、そうではなくて野菜やコーンなどが大量に必要となっているのです。さらに生物燃料に必要な野菜を栽培するだけの土地が地球には確保できず、農家の食物用の野菜を効果で買い取り使うことになるので、一般の食物の値段が高騰する結果になるのです。

5.紙食器

生物分解性でエコフレンドリーだといわれている紙食器は人気ですが、実はほとんどが生物分解できずリサイクルできないのです。ですから埋立地に行ってごみ問題を引き起こす羽目になり、さらに紙を取るための森林伐採にもつながってきています。

6.一般家庭商品

多くの家庭製品が生物分解性でエコフレンドリーだといわれていますが、ここでは有害物質は出さずに自然に分解できるという意味ですがどれほど時間がかかるかは等については触れられていません。

7.空の旅

航空会社の多くが排ガスを削減した飛行機を採用したとか、ハイブリッドカーと同じくらいの排ガス排出量だなどと宣伝していますが、ここでは全体に比べてどれほど減らされているのかは触れられていません。大体の場合、1%にも満たないからです。比較の際の計算方法についても明らかにはされません。

8.おもちゃ

おもちゃ業界もあの手この手でグリーンのように仕立て上げています。紙袋で売ってみたり再生紙のロゴを売ったりというのが一般的ですが、おもちゃ自体は分解不可能なプラスチックでできていますし有毒な化学薬品の水銀や鉛も含まれています。

9.肉製品

多くの会社が質の高い天然素材のラベルを使っています。しかし、家畜農家のほとんどは食用に育てられ、病気を防ぐ抗生物質や成長を促すホルモン剤や酵素も投与されているのです。

10.洗濯関連製品

洗剤の中にもその効果の高さをうたっているものが多くあります。水すを使う量が少なくて済むから環境にやさしいというわけです。しかし、ここではプラスチック容器は生物分解性で無いし、洗剤に使われる化学薬品のほとんどは土に有害だということ、さらに人体にも悪影響を与えかねないということについては触れられていません。

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