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グリーンの自動車:トヨタの空気を動力とするKu:Rin(クーリン)

Toyota Ku Rin

トヨタ自動車は圧縮空気を動力とする自動車を開発しました。それが上の写真の三輪車両のKu:Rin (クーリン)です。自動車空気調節システムのコンプレッサーを製造する会社の専門知識を示しています。SFのスチームパンクに出てきた乗り物のような形をしたプロトタイプのこの自動車は、風を動力として走行します。9月9日に実施した日本自動車研究所の試運転において、圧縮空気機関によって走行する最速の自動車として、ギネス世界記録に申請できる速度を記録しました。

トヨタは自動車と電子機器、エンジン部品の製造に加えて、世界で最大のエアコンのメーカーで、2000万台を超えるカーエアコン用コンプレッサーを生産しています。そのため、トヨタはクーリンのような革新的なものが簡単に作れるのです。

グリーンな自動車

豊田自動織機が設計した自動車は矢のような形をしていますが、見た目よりすごい機能があります。豊田自動織機は2006年12月にドリームカー・ワークショップとして40人のメンバーでチームを編成して、設計と制作を開始しました。同社によれば、これは、コンプレッサーによって膨張する空気で動く最初の自動車です。

この自動車はまた、環境にやさしい三輪車両と説明されている鉛筆型のロケットです。これは、この自動車を愛知県の工場で見たメディアが付けた名前です。オリジナルの名前のクーリンは、Kuは空、Rinは輪を意味します。

グリーンの要因

この自動車は機動力として空気を使用するので、排気ガス放出ゼロの環境にやさしい自動車です。これによって、環境にやさしい交通手段の新しい方法となる可能性があります。また、空気を利用することにより、ガソリンや天然ガス、そしてディーゼルのような天然資源を保存することができます。

パワートレイン

鉛筆型のこの車両は、長さ3.5m、幅わずか0.8mで、エアー・コンプレッサーだけで80.3MPH(129.2km/h)の速度を出すことができます。

自動車の動力はリバースACコンプレッサーによるもので、「燃料」として圧縮空気と内蔵の圧縮空気タンクを拡張することにより電気を発生します。圧縮空気は自動車を動かすためにピストン運動をする蒸気機関の蒸気のような作用をします。皆さんが知っている通り、空気は燃料ではありませんが、電気自動車のバッテリーの働きをします。

この自動車は、最高速度80mphで2マイル走行することができます。この新技術はつい最近スタートしたばかりなので、今後に期待することができます。

良い点

自動車は空気だけで走り、電気やガソリン、水素のような他の燃料を一切使用しません。このモデルは非常に滑らかで最も重要なエコフレンドリーカーです。それに加えて、空気だけで走る乗り物の中では最速で、まもなくギネス世界記録に登録されることでしょう。

悪い点

この自動車に関する問題と市場的な障壁は、電気自動車と同様に、その走行距離です。走行距離わずか2マイル(3.2km)では、あまりにも滑稽です。これから、というところで走らなくなります。つまり、出発して最高速度に達した直後にパワーを使い果たしてしまいます。この自動車はとても高速であるということは理解できますが、その走行距離となると、自動車としての用途としてはまったく不十分です。走行距離は、圧縮空気の低いエネルギー密度による問題です。

価格と入手の可能性

現状のままでは、恐らくこの自動車は生産されないでしょう。開発メンバーの1人であるナカウチケンタ氏は、この自動車を実用車とする予定はなく、ユニークで環境にやさしい自動車を設計するために専門知識を試したものである、と語りました。そのため、空気自動車を近くのトヨタのショールームで見ることはないでしょう。しかし、将来的に、一部分が空気を動力とする自動車を購入する可能性はあります。

ウェブ上にあったコメント

Integrity exports:この小さな鉛筆形のロケット(長さ3.5m、幅0.8m)は、9月9日、茨城県城里の日本自動車研究所(JARI)における機能テストで、圧縮空気を動力とする自動車の最高速度記録を打ちたてました。そうです。圧縮空気だけ80.3MPHを出したのです。

Physorg:クーリンは環境にやさしいモードの交通手段としての試みです。

Inflextrust:時速80.3マイルの最高速度をだしたクーリンは、記録として残っただけでも十分です。

Via. Autoevolution

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