ヨーロッパはこれまで再生可能エネルギー推進に一生懸命に取り組んできました。ドイツとイギリスが風力と太陽パワーで大躍進しています。さて、次はセルビア共和国が同じような革命を起こす番かもしれませんね。というのも、この内陸国は世界最大のソーラーパークを建設するという覚え書きに書名したところなのです。このソーラーパークを建設するためには25億ドル以上かかると見積もられています。
このソーラーパークは見渡す限り3000ヘクタールの土地に建設される予定で、最大の電力生産量は1000MWpとのこと。数日前にはセルビアのオリバー・デュリック大臣が、ルクセンブルクを拠点とするセクラム・エクイティ・パートナーズ社と協定を結びました。デュリック大臣によると、そのパークの建設には約5年を費やし、約3000人の雇用が生まれるとのころです。
デュリック大臣いわく、当国は必要な土地を無料でセクラム社に貸し出して、税金による収入のみを得ることに同意したとのことです。セクラム社からの歳入は、なんと7億5000万ユーロにものぼると見積もられています。
適切な土地が見つかり次第、来年にはもうパーク建設が始まることでしょう。セルビアで世界最大のソーラーパークを建設するという決定がなされた背景は、この国が南東ヨーロッパの他の国と比べて約40パーセントも太陽光を多く享受しているという事実です。さらに、セクラム社によれば、セルビアは非常に技能の高い労働力を有しているとのことです。
ソーラーパークはゆっくりと世界中に広まりつつあります。さまざまな国々が従来の化石燃料エネルギーへの依存を減らそうと試みているのです。インドのグジャラート州では最近、アジア最大とされるソーラーパークが完成し、再生可能エネルギーへ徐々にシフトしようとしています。歩みはゆっくりとして忍耐を要するものですが、化石燃料から電力を得る従来の方法は、ゆっくりと先進的でエコフレンドリーなエネルギー源にシフトしきていることには間違いありませんね。
参考サイト:Economictimes