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テキスタイル・リサイクリングって?その重要性とは

古着や服を作る際に出た余り布、繊維状の素材を再利用するプロセスは、テキスタイル・リサイクリング(繊維のリサイクル)として知られています。 目に見えてゴミが減るのはもちろんのこと、着古した服やリネンや繊維製品がいわば第2の生をスタートする場にもなります。
ほとんどの消費者は、たとえボタンなどが取れているものでも、いらなくなった服にそれぞれの使い道があるということに気づいていません。ゆえに、さっさと古い服は捨ててしまうもの。でも、こういった繊維製品のおよそ99%が、再利用できるのです。市町村で出るごみの、4-5%は繊維関係です。
テキスタイル・リサイクル(繊維のリサイクル)のプロセス
調査によると、繊維製品のリサイクル業者は、その半分にあたる衣類を、発展途上国に売っているそうです。もうそれ以上着ることができない、という服はものを磨いたり、拭いたりするのに使う布に変身。そういった布は、一般の消費者にも、たくさんの工場などでも使われています。
この時流に乗って、多くの企業がリサイクルのために、消費者から戻ってくる自社製品を受け付けています。中には、着古してゴミ同然の服から、画期的な服を作っている企業もあるほど。そういった服は、新しい特徴を組み合わせ、一種のスタイルとして売られています。
特定の繊維製品がどう作られているかは、その耐久性はもちろんのこと、リサイクルの方法にも影響します。 リサイクルに出されたものは、その色やタイプで分類されます。 それを洗浄して、編み物や織物といった目的に合うように紡がれた繊維を混ぜて、その後で細かく裁断され、ブレンディングされます。圧縮された繊維は、マットレスに使うことができます。
今までの流れを変える、その一端になろう
消費者が、もう着なくなった服をどうするのか、ということは、新しい服をどうやって買うのか、ということと同じくらい、環境にとっては大きな問題。1枚のTシャツを作るのに十分な綿を取るために木を育てるには、700ガロンという膨大な量の水が必要なのです。そして、その綿自体も、農薬にとても依存しています。環境に放出される排出ガスを考えれば、繊維製品が作られる過程で起きている公害は深刻なものです。

環境のために皆さんが少しできること、それが繊維製品のリサイクルです。一番普及している方法としては、もう着なくなった服を売ったり、自分で選んだ団体に寄付したりすることです。ただ、ここで気をつけておきたいことが。使い古されていても、きちんと洗浄され、乾燥されていることを確認する場合があります。 それが確認されたものだけが、リサイクルできる、という場合があるので、留意しましょう。
まだ着られる古着を買うのも、自然を大切にするという点では素晴らしい方法。また、竹などの長持ちする素材でできたものを選ぶのもいい方法ですよ。

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