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2011年のベスト・コンセプトカー(展示用の試作自動車)

環境保護運動が注目されている今、自動車業界もそれに伴い、電気自動車の開発に取り組み始め、市場の人気も高まっています。それにもかかわらず、電気自動車マーケットの足場はまだ固まっていないのが現状です。発表された殆どの電気自動車は、まだ試作の段階ですが、ここでは、2011年に発表されたコンセプトカーの中のベスト・テンをご紹介しましょう。

 

1.メルセデスベンツ・アリア(Mercedes-Benz Aria) コンセプト

Mercedes-Benz Aria Concept

環境に優しいメルセデスベンツ・アリア・コンセプトは、自動車デザイナー、スラブチャ・タネブスキー(Slavche Tanevski)の発案によるものです。このクーペは、風になびいている髪のシルエットのように、非常に滑らかで魅力的な外観と、豪華なインテリアで仕上げられています。またデザインは、コカ・コーラの瓶や砂時計のような女性的なくびれからインスピレーションを受けています。そして長いドアは、上方に開きます。この車輪のハブには、電気エンジンが搭載され、環境に配慮したコンセプトカーとなっています。

 

 

2.アビオン・アメリーA25(Avions Amélie A25)

Avions Amélie A25

ヨーロッパ・デザイン学院(Istituto Europeo di Design-IED) の学生である、リビウ・トゥドラン(Liviu Tudoran)により考案されました。車輪には、電気モーターが搭載され、バッテリーパックは、この環境に配慮した車両の底部に装備されています。広々としたインテリアとスタイリッシュな外観を持っています。この車のフレームは、弾性ポリマーで製造されていて、必要に応じて形を変えることができます。

 

3.メルセデスベンツ・ルマン・電気レースカー(Mercedes-Benz LeMans)コンセプト

Mercedes-Benz LeMans Electric Race Car Concept

イタリアに拠点を置くトルコのデザイナー、オズグン・クラム(Ozgun Culam)は、ルマン・電気レースカーのメルセデス・ベンツのコンセプトを考案したといってよいでしょう。この軽量化した車両は、非常に速い速度が可能です。4つの電気エンジンを搭載し、車のシャシは、炭素繊維で構成されています。車両側面には、空気力学を最大限に生かすように、波状の操型が施してあります。

 

4.ホンダ・ネイティブ(Honda Native)コンセプト

Honda Native concept

リビウ・トゥドラン(Liviu Tudoran)によって設計された、ホンダによるネイティブ構想は、軽量な材料を使用したとても未来的なデザインです。フォトクロミック物質を使用することにより、車体の色が変化します。この洗練されたスタイリッシュな車は、電気エンジンで始動、そして高電圧のリチウムイオン電池は、電気エンジンにエネルギーを補充します。アルミニウムは、この滑らかなラインのインテリアに使用されています。速度計は、タッチスクリーンで使用される有機ELディスプレイ(OLED)を採用しています。

 

5.ライト・イン・モーション(Light in Motion)コンセプト

Light in Motion Concept

ライト・イン・モーションというコンセプトカーは、マルセル・ズジアクによって考案されました。三輪駆動を特徴とするこの車は、全長3215㎜、幅1790㎜の二人乗りの電気自動車です。後輪に装備されている150kwのモーターで駆動し、3.6秒で、0から100キロに加速することができます。この車の光沢のある外観は、クリーンでシンプルにデザインされ、とても魅力的です。

 

6.メルセデス・ベンツ・SF1(Mercedes-Benz SF1)コンセプト

Mercedes-Benz SF1 concept

24歳のアマチュア・デザイナー、オレグ・エルマコフ(Oleg Ermakov)は、正式な自動車デザインの学位を持っていませんが、メルセデス・ベンツのSF1コンセプトを作製しました。エッジの効いた炭素繊維を使用したトリムは、スポーツカーのような外観です。全長は4557㎜、幅1908㎜で、スタイリッシュな外見と快適な室内空間を提供します。

 

7.フィスカー・サーフ(Fisker Surf)コンセプト

Fisker Surf concept

世界初、シューティングブレイク型(リア部分の車両をワゴン車のように拡大した形)の電気スポーツカーです。スタイリッシュな外観を持ちながら、とても高性能です。この車は、5.9秒で0から時速60マイルに稼動します。この4人乗りの車は、その中央部に設置された20kwhのバッテリーパックでこのエンジンを動かし、電気モーターの出力は234馬力で、260馬力のターボエンジンを実現しています。

 

8.ワン・ユーロ・カー(One Euro Car)コンセプト

One Euro Car concept

ジェネラルモーターズ(General Motors)のヨーロッパの片腕、オペル(Opel)の二人乗りコンセプトカーは、2011年のフランクフルト・モーターショーで公開されました。この車は60マイル範囲で、非常に燃料効率の良い電気自動車です。軽量車両であると同時に、75mphの高速も可能、有害なガスを全く排出しないエコ・フレンドリーな車といえるでしょう。

 

9.シボレー・ミ・レイ(Chevrolet Mi-Ray)コンセプト

Chevrolet Mi-Ray Concept

ジェネラルモーターズ(General Motors)によるミ・レイは、ゼロ排気ガスで、完璧な環境に配慮した車であるといえます。新しいハイブリット推進システムは、シボレーにより製作され、1.5リッターのターボチャージャー付き4気筒エンジン搭載です。二つの15kwの電気モーターは、この車の加速を高めるために、フロントに設置されています。ミ・レイの車体は、炭素繊維と炭素繊維強化プラスチックからできている複合体です。

 

10.EALOコンセプト電気自動車

EALO concept electric car

EALOは、国民大学工業デザイン学科の生徒である、サン・ユン・リ(Sang Jun Lee)、ソン・ビン・リム(Seong Been Lim)、ユン・ク・キム(Kyung Kuk Kim)により発案された電気自動車です。この車の特徴は、車体の重量を減少させるためにあけられた無数の小さな穴と、未来的なボディーです。魅力に溢れ、革新的な外観です。

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