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紙で動くソニーの新電池

持続可能な開発の必要性は、環境保護のための唯一の手段として捉えられてきました。そして、世界中の科学者たちが廃棄材料を使用して環境に無害な副産物を生み出す電源を探しています。大手電子会社ソニーが、シュレッドにかけた紙で稼動し、水を排出する電池を開発しました。

Sony’s Eco battery

歴史

生元素で動く電池は、これが初めてではありません。過去10年間、このような機器はいくつも現れてきました。ソニー自身、砂糖で稼動する電池を開発しています。しかし、こういったモデルは全て、扱いづらい、もしくは経済的な観点で十分な電力を生み出すことができませんでした。

背景にある科学

この電池のメカニズムは、シロアリが木を分解する過程に似ています。水と酵素の溶液は、電子と水素イオンを放出するために紙上のセルロースを破壊します。電子は電流を作る一方で、水素イオンは空気中の酸素と反応し、水を生み出します。ソニーが実証した通り、この電池は、小さな扇風機を稼動できる電力を発電します。iPodの充電も可能であると言われています。

長所

通常私たちが使用する電池はリチウムが主ですが、これは生物分解ができないためゴミ処理場に廃棄されます。リチウム自体は環境に害を与えませんが、何十億の電池が廃棄されるというのは、環境的観点から見て良いとは言えません。これが理由で、ソニーの新しい電池は多くの注目を集めているのです。

次のステップは、電池のパワー出力を向上させることです。ソニーのエコ電池が見た目の通り真に環境にやさしいならば、エコなエネルギー原の先駆者になります。そして、このようなエネルギー源を使用することが、クリーンな地球へ向けた大きな一歩となることでしょう。

Source: Smartplanet

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