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ポルシェが作り出す911GT3レースカー

ドイツのレースカーメーカーポルシェが、3代目ハイブリッドレーシングカー911GT3の開発を発表しました。初代ハイブリッドは2010年のジェネバ・モーターショーでお披露目され、このハイブリッドカーシリーズを通して過酷なレースコンディション下での実験走行を行ってきています。デザイン責任者のウルフガング・ハッチ氏によるとハイブリッドカーこそが自動車業界の未来形であり、ポルシェはこの3代目を通してその方向性をより深く追求していく姿勢です。

2代目911GT3は2011年に見事なレース結果を出しました。ニュルンベルグ24時間耐久レースにおいてクラス1位でフィニッシュして全体でも3位と、2度目のレース挑戦にしては上々です。さらに同年中国で行われた1000キロ走破レースも完走しました。

3代目ハイブリッドについての詳細は明らかにされていませんが、2代目には4リッター、470馬力のガソリンエンジンが後輪部に、100馬力の電力モーターが前輪両側に搭載されています。時速0~60マイルを2.5秒で到達し、バッテリーから動力を得る他のハイブリッドカーと違い毎分36000回転で回るフライホイールから得ています。フライホイールはガソリンエンジンと動力再生式ブレーキで動きます。

フライホイールエネルギーは電気モーターをハンドル部分にあるボタン1つでわずか6-8秒で稼動させ、追い越し時の追加パワーを発揮します。フライホイールエネルギー貯蔵技術はウィリアムス・レーシングチームによって開発され、フライホイール自体は助手席に設置されているためとてもうるさくなっています。しかし、技術開発が進むに連れて別の場所に移動されるでしょう。

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