Samsungがバングラデシュでの最新型太陽電池式ノートパソコンの展開を決めたことは大変興味深いニュースです。この決定において理解に苦しむ点は太陽光に恵まれた国はバングラデシュだけではないということと、このタイプの製品に反応が良く市場として見込める地域としては近隣のインドでの展開の方が得策なのではないかという点です。ただ、バングラデシュ市場では競争相手が少ないことや地域社会に特化した需要を見込んでの決定なのかもしれません。どちらにしても来る6月にはSamsungが太陽電池式ノートパソコンを発表します。
この発表の時期についてはさらに意外なものです。6月といえばこの地域の雨期が始まる頃にあたり、概して大雨にみまわれその上時折台風まで加わる季節です。最近続いている焼け付くように暑い気候をうまく利用する上でも12月から1月に発表した方が妥当だったのかもしれません。スペックの詳細はまだ明らかではありませんが小売り価格は415ドルです。
この特別な太陽電池式ノートパソコンがいつごろ入手可能になるのか、バングラデシュ以外の地域についてはまだ発表はありません。流通網や人気度を考慮すればSamsungが太陽光利用に取り組むことはとくに有意義です。昨年世界中で最もモバイル機器を販売したSamsungがノートパソコンに太陽光利用を取り入れたことは喜ぶべきことであり他の製品にも影響が及ぶことを願っています。
Via: off-grid
