スーパーに買い物に行くと必ずと言っていいほど買い物カートを目にします。このカートは別にエコフレンドリーを意識して作られたわけではありませんが、グリーンなライフスタイルの意識が高まる中でこのようなカートにもアイデアの目が向けられています。つまり壊れて使い物にならなくなったカートを別な形で再利用しようとするのです。このように賢く再利用することでゴミを減らして天然資源を守ることができるのです。
キャンパーカート
この素晴らしいアイデアはカートを最大限に生かしています。お店では商品を運んで、今度はあなたを運んでくれるのです。ブルックリンに在住のエコ推進デザイナー、ケビン・カーは良く考えぬいた末に完全再生利用可能な家を作り出したのです。デザイナー自身の名前を取ってキャンパー・カートと名づけられ、折りたたみ式屋根と裏口も装備されています。
アニー・買い物チェアー
この美しい作品は近代ホームにもマッチするデザインです。スムースなな機能性とスタイリッシュな見た目はとてもリサイクルした買い物カートからできているとは思えません。椅子としても、買い物カートとしても両方使える機能を持っています。見た目の特徴を買われて、２０１１年のプリンスチャールズ・エコホームショーに展示されたり、有名デザイン雑誌にも取り上げられました。
芝生チェアー
フランクフルト在住のアメリカ人アーティスト、マイク・ボーチェットが手がけたリサイクルアートです。基本的なフレーム部分は亜鉛コートされた鉄でサビにも強く耐久性抜群です。さらにポリエステルとポリエステルフォームを含むコットン混合生地でできたクッションが座り心地を向上させます。これも使えなくなった買い物カートからできています。必要ない部分を切断して形を整え、快適な芝生チェアーを作り出しています。高さも必要に応じて調整することができます。
ラモン・コロナドの公園遊具
ロサンゼルスにあるマッカーサー公園は近代におけるリサイクルアートのいい例です。この素晴らしいエコプロジェクトを手がけているのはラモン・コロナドさんで、このあたりに丁度遊具施設が無かったことから子供が楽しめるために、と作り出したのです。しかし「子供だまし」という程度のものではなく、１２日かけて完成したメルカド・ネグロというプロジェクトは廃棄物をあちこちから集めて色々なものを作り出し、街灯や椅子など全てがリサイクルされたものからできています。
彫刻
これは廃棄物リサイクルの究極の形です。買い物カートから生み出された彫刻で、ショッピングモールやデパートに置かれてエコフレンドリー生活を推進する役目を果たしています。
