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ピラミッド型海水脱塩装置:海水を真水に変えて、何百万人もの喉の渇きを癒します

わずかばかりの二酸化炭素の排出削減を約束し、それでも最終的には一度も実社会に出たことのないこれらの空想的なコンセプトモデルよりも、ほんの小さな救命技術や目新しい装置のほうが常にずっと有益であると、私たちはいつも主張して来ました。私たちが好きでそうしているわけでないことは言うまでもありませんが、しかし、実社会での人々の生活に影響を与え、さらには、今日この星を悩ませているさらに深刻ないくつかの問題に解決策をもたらすような実用的な解決策には間違いなく、もっと注目を集める価値があります。したがって、ノースイースタン大学の学生たちが設計したピラミッド型海水脱塩装置もたしかにそのひとつです。

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豊富な水資源に恵まれたこの星の大きな都市や地域に住んでいる多くの人々には、清潔で安全な飲料水の価値を十分に理解するのは困難です。アフリカや東南アジアの多くの国々では、女性たちは、ただ清潔な水を得るためだけに今でも毎日何マイルも移動しています……。おまけにその水は、安全で飲用に適したものでさえないかもしれないのです! このピラミッド型海水脱塩装置は海水を飲用に適した真水に変えることによってこの問題の解決を目指しています。この装置には、プラスチック製のピラミッド型の蓋と海水を流し込む区画室、真水を貯蔵する集水装置が備わっています。

あなたがしなければならないのは海水を流し込むことだけで、あとは太陽が仕事をしてくれます。プラスチック製のピラミッド型の蓋の上での蒸発と濃縮の過程で、飲用に適した真水が得られるのです。この装置はある程度は水の浄化にも役立ち、また、アフリカや東南アジアのような地域では海水も日光もどちらも豊富に手に入るので、この装置は最適なもののように思われます。現在の目標は、1日当たり1ガロンの水を生産することと20ドル未満の費用で製造できる装置を設計することです。このアイデアで間違いなく多くの命を救うことができるでしょう……。

出典: ノースイースタン大学

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