太陽エネルギーを蓄える世界最大のバッテリーが、中国で実現しています。 自動車と充電式バッテリーメーカーのBYDと中国国家送電網会社(SGCC)が共同で、中国河北省張北にある巨大なバッテリーに取り組んできました。 巨大なバッテリーは、36メガトン時間の太陽エネルギーを一度に貯蔵することが出来ます。 140メガワットの太陽電力と風力エネルギー、36メガワット時間のエネルギーと高度な電力伝送システムを組み合わせていると、開発者は言っています。
簡単に言うと、BYDのマンモスバッテリーは、約二か月間グーグルの全てのデータセンターへの電力供給、または約12,000世帯へ1時間電力を供給できるエネルギーを貯蔵しておくことが出来ます。 全プロジェクトは5億ドルを超える価値があります。 国家エネルギー局の副局長、シュウ・ビリン氏は、国家送電網プロジェクトを、新しいエネルギー資源を保存する、国家努力を強調する動きと見ています。
バッテリーの開発者達は、長期に渡って世界最大のバッテリーとして存在するだろうと考えています。 この巨大なバッテリーは、その大きさやエネルギー保存容量で有名な訳ではありません。 様々な電力オプションと、大量の再生可能エネルギーを保存するスマートグリッド技術を合わせる事で、このプロジェクトを偉大な物にしている、と昨年10月にダラスで開かれた太陽光発電国際会議で、アナリストが意見を述べています。 実際、この種のエネルギー貯蔵プロジェクトは、新しいエネルギー資源を保存するという中国の特別な関心を反映しています。 地球が不穏なエネルギー危機に直面した時、このような動きは大変評価できるものです。
Via: スマートプラネット