ecofriend.com

植物色素からバッテリーを作る

最近の研究で、植物の色素から環境に配慮するバッテリーが作れる事が明らかになりました! 信じられないかもしれませんが、研究者によると、数種の植物からとれる赤い色素が、リチウムイオンバッテリーを作るのに役立つという事です。
アカネとして知られる植物から、何世紀にも渡って、生地を赤やピンクや黄色に染める為に使われている染料、プルプリンを採取します。 古代アジアや中東文明で、植物の根を煮てこの非有毒染料を採取したのが最初です。
そして科学者達も非常に興味深い発見をし、この染料がエネルギー貯蔵に使用することが出来る事を発見して、彼等自身驚いたと言います! ニューヨーク市立大学の有機化学者は、この発明は未来の世代にとっても、同様に期待できるものになるだろうと言います。
purpurin-madder-shuttershock
知らない人もいると思いますが、主に携帯電話や他の乗り物に、この充電可能なリチウムイオンバッテリーを使用しています。 これらのバッテリーはコバルトを使用し、これは電流が流れる電極の主な成分です。
ライス大学の素材化学者、アラバ・リーラ・モハナ・レディは、世界中で生産されるコバルトの30%はこれらのバッテリー技術に使用されていると言います。 もしこれらのバッテリーの使用され始め、大量にバッテリーが生産された時、節減できるコバルトの量を想像してみて下さい。
世界のコバルト資源が限られているだけでなく、採掘にも相当お金が掛かります。 またリサイクルやリチウムイオンの製造には、高圧力と多くのエネルギーを必要とします。 レディによると、2010年には10億個のリチウムイオンバッテリーをリサイクルする必要がありました。 このプロセスに使用されるエネルギー量を予測できるでしょう。
madder-dye.jpg.492x0_q85_crop-smart
従来のバッテリー生産やリサイクルする方法のもう一つの欠点は、排出される温室効果ガス(二酸化炭素)です。 約72kg(158ポンド)の温室効果ガスが、バッテリーのエネルギー1キロワット時間ごとに、大気中に放出されます。 天然資源から環境に優しいバッテリーを作る方法を、早急に考える必要があり、研究者達はこの分野で環境により配慮するバッテリーを作ろうと取り組んでいました。
様々な天然資源をテストし、科学者達はプルプリンやそれに近い物が、電極として理想的な物質であると結論付けました。 この背後にある理由として、通常の電極の様に濃密な電子過剰の分子リングが、前後に移動できることがあります。 プルプリンとそれに似たものの性質がリチウムとうまく調和します。
さらにこれらの科学者達は、プルプリンを電極に変換する簡単な技術を開発しています。 それはコストは掛かりますが室温で作業することが出来ます。 この技術は、最初にアルコール溶剤で染料を溶かし、そこにリチウム塩を加えます。 リチウム塩が分子と結合すると、溶液の色が赤味がかった黄色からピンクに変わります。
260_root_madder_battery
温室効果ガス発生についても、この技術で取り組むことが出来ます。 それは、これらのリチウムイオンバッテリーを商業的に大量生産する為にアカネを育て始めると、バッテリーを従来の方法で生産する時とは違い、アカネが二酸化炭素を吸収し、大気中のかなりの量を削減するからです。 リチウムバッテリーの有毒性もまた、この新しく発見された方法で問題を解決することが出来ます。 リチウムと電極を結合させる方法が完璧に毒性が無いことが分かり、将来これ等のバッテリーをリサイクル面倒な手間も必要なくなり、使用後廃棄することが出来るのです。

Today's Top Articles:

Scroll to Top