サンパワー・ファンデーションは、非営利組織のワン・ミリオン・ライツと協力して、ソーラー教育を授業に導入しました。このプロジェクトは、太陽光発電の利用が従来の電力を大いに補い、また、全国的送電網への依存を削減できるような農村社会を対象とするものです。この構想は、１回１時間の授業を３回という計画で、サンフランシスコのＫ－１２学校（幼稚園から高等学校までの１２年制の学校）に取り入れられることになっています。これは、太陽光発電への移行の必要性を若者たちに教えるだけではなく、将来、有能な太陽光発電システムの開発に必要なツールや関連するアプリケーションを彼らが扱えるようにするためのものです。
プログラムは世界中での太陽エネルギー利用の実例に重点が置かれており、太陽電気試験キットや太陽電池式ＬＥＤ照明のような体験型訓練キットも授業に組み込まれています。先生がたは、小学校、中学校および高等学校というそれぞれの教育レベルに合わせて作成されたカリキュラムを選択することができます。この教育計画は、既存のカリキュラムに組み入れることができ、サンパワーやワン・ミリオン・ライツの代表者が授業を行なうことになっています。
今年に入ってすでに２つのグループがサンフランシスコ湾岸地帯の教室でプログラムを試験しました。この教育計画の対象となる学校のうちの、ある学校の先生の話によれば、太陽光がどのようにして太陽エネルギーに変換されるのか、あるいは、太陽光発電への移行に関連するさまざまな利点を生徒たちが学ぶことができて、大いにためになったということでした。
ワン・ミリオン・ライツは、大人にも子どもにも同じように、クリーンな太陽エネルギーを提供する職務に携わっています。その目的は、１００万個の太陽光ライトを配布して、危険性が高くて環境にも良くない石油ランプと取り換えてもらうことです。この非営利組織は米国のみに重点を置いているわけではありません。世界中の国々に、その専門知識やサービスを提供しています。
同じく非営利組織であるサンパワー・ファンデーションもまた、今日の若者たちを教育し、太陽光発電の分野での世界のリーダーになってもらうのに必要なツールを提供することを目標としています。他の企業やグループと連携して、ソーラー構想の対象となっている地域社会に教材を配布しているのです。
出典: Marketwatch
