太陽光革命は、これまで太陽光発電にはそれほど「関心が高く」なかった地域が、今やこのクリーンなエネルギー源に目を向けるようになるほどまでに、世界中に急速に拡大しているようです。さらには、意識の高まりに加えて、地球にやさしい施策が優れた宣伝効果をもたらすばかりでなく、長い目で見れば1セントか2セントの節約をするのにどれほど役に立つかがわかったことで、企業集団はますます、このクリーンな発電に目を向けるようになって来ています。グリーンピースのような集団は、いまだ「十分」ではないとなおも不満を漏らしていますが、私たちにとって、大型集合住宅が、それ自身のペースでとは言え、代替エネルギーを導入しようとする傾向を目にするのは何よりも喜ばしいことです。
ウォルマートはすでにいくつかの店舗で、そのエネルギー需要の一部をまかなう電力供給を太陽光に変えており、最近の戦略では、マサチューセッツ州内の50の直販店のうちの27店舗に、10.5メガワットものクリーンな太陽エネルギーの生産を可能にする光起電性パネルの設置を決定しています。このプロジェクトがどれほど大規模で重要なものであるかを理解してもらうために言えば、そのエネルギーは、普通なら約2600戸の家庭に電力を供給するのに十分なものになるそうです。もちろんこれは、店舗がそのエネルギー需要を全面的に太陽光のみでまかなうようになることを意味するわけではなく、太陽光は、店舗のエネルギー総消費量のわずか10から15パーセントの割合を占めるにとどまるということです。
この太陽光発電設備はグリーンズキーズ・リニューアブル・エナジー社から供給されており、今のところ公式発表はありませんが、このプロジェクトでは、少なくとも3150万ドルの費用がウォルマートにかかるようです。もちろんウォルマートは長期的にこの埋め合わせをしようとするでしょうし、このことはまた、店舗の炭酸ガス排出の削減にも役立つでしょう。
出典: Bostonglobe